手放す、の極意

タロットカードでいえば「Death」ー死、実際の生死を意味するのではなく、断捨離的な変容ー手放しを意味しています。
他、Change-変化、Tower-塔(の崩壊)、Hanged Man-吊られた男、などでも「手放す」という解釈ができます。

 
スピリチュアルの鑑定では「手放すこと」は、よく出てくる言葉なのかもしれません。反対語としては「執着」とか「コントロール」という言葉が出てきそうですね。
つまりは、「人事尽くして天命を待つ」の「天命」の部分は「手放し」ということになってきます。

 
と、言葉でいうほど、なかなか手放すということは簡単ではないようです。
それは、心の奥底にある信念体系だよ、という側面だけではないでしょう。人生ってまさしく「山あり谷あり」の出来事だらけで、「日常に追われる」ということが大なり小なり誰にでも起こるからー

その中で生じる「変化」ー自分にとって良い場合と悪い場合が出てくるし、横入りなのに膨大な時間を費やされる、ということもあって、不憫さを感じる、理不尽さを感じる、無力感を感じる、どうせなにも変わらない…
あぁ、負のスパイラルが発動してしまいます…
 
では「この手放す」の感覚、どのように「山あり谷あり」の日常の中でキープしたら良いのでしょうか?

 

手放す、の極意とは

ちょっと…大げさなタイトル、かもしれません。そんなこと??、という突っ込み覚悟でお伝えすると(汗)。手放しの極意、とは

なにがなんでも「ファースト」

それだけです。なにを”ファースト”、なにが”ファースト”なのか。
自分の価値観、方向性ーBeingであり、Doingであることが望ましいー、なにがどうひっくり返っても、これだけは「1番」を譲らないこと、ただそれだけです。


魂視点から見てみると
〇この地球の世界は「体験」ですから、「これはどうなるの?」という単なる経験値希望、というシンプルな出来事もあるし

〇集合意識として、私たちはみなつながっていますから、周りとのタイミング合わせ、ということも自動で行われていたりします。

〇さらには、自身のガイドたちは「今」だけではなく十年先までをも見越した「なにか」を持ってきていることが普通なので、今はまだ「点」状態で訳が分からぬ…でも、それがいつしか「線」になりつながってゆく、ということが起こっています。

そういった
様々なことが絡み合って「今」「自分」が存在していますし、いつもお伝えしているように、地球も太陽も爆速で動いていますから、「ずっと同じで静止状態」ということ自体が本来存在しない。


非常に複雑な空間のなかで(これぞアカシック=虚空の真髄!)、地に足をつけて体験をしていますから、目まぐるしくいろいろなことが展開されるのも無理はない…普通のことなのです。


『宇宙って、魂って、結構ドSですよね?
なんか、一つクリアしても、次々にお題を持ってくるというか…』
そんな風にお話しされたクライアントさんがいましたが、はい、正解です。ノンストップですからね…

 

 

VS やらなければならないこと

そういった、ノンストップ人生の中で、どうやって「なにがなんでもファースト」になっていくのか。
これまた、あっさり過ぎるくらいですが、

なにもかも蹴散らしてファーストに持ってくる

これ、言葉だけ、ココだけ抜き取ったらただのジャイアン発言になりそうで冷や汗ダラダラですが、重要なのは「ファースト」の中身です。

 
自分の価値観、方向性ーBeingであり、Doingであることが望ましい、と書きましたが、この自分にとっての方向性を見つけることが、人生の幸不幸という【感覚】を大きく左右します。
「方向性」ですから、終わらない。
その方向性の途中途中にあることが「ゴール」ー終わりの見える結果たちです。例えば、資格を取るとかなどの合格するとか、優勝する、とか、昇進するとか、結婚するとか…。

対して
方向性は方角、だから終わりません。ここに、自分が「こうありたい」というBeingがあり、そのための、それを表現するためのDoingという行動が日々あります。


なので
一見ジャイアンのわがままに見えそうな「自分の価値観をファースト」というのは、すでにあなた自身を表現する内容になっているはずなので、単なる自己を押し通すことではなく、「調和を生む自由」という別物になっているはずなのです。

 
だから
日々やらなければならないことが降ってくる、という日常で、それらを「優先して」つぶしていると、それだけで時間が過ぎていくー
優先するのは「自分の価値観、方向性」です。自分が大切にしたいこと、成し遂げたいこと、自分のBeingーDoingのためのことを最優先するー

 
これが「手放し」の極意です。
他は、それ以外は「手放す」。当然、あなたが理想とする100%ではないかもしれませんし、前はこうだったよね?、と以前の状態にこだわりたい気持ちもありますが、それは「余力があれば」取り掛かること。

あなたは、どんなことを「ファースト」で取り組みたいですか?
また、今取り組んでいるでしょうか? 
 
 
 

価値・方向性を見つける

まずは、自分にとっての「ファースト」となる価値・方向性を見つける、ということがなによりも大事です。そして、これも大きくということはありませんが、内容は若干変化していきます。私たちが日々成長していくのですから、当然のことといえますね。


なので
今「自分のファースト」はなんだろう?、とここで完璧を探さなくても大丈夫です。だんだんと方向性に肉付けがされて、具体性が出てきます。
当方のセッションや講座では、この価値観・方向性を見つけること、を最大限に重要視しています。
これが見つかると、
現実の負のスパイラルに巻き込まれても、いち早く脱出することができる。自分を見失うことがない指針となるからです。
なぜ、指針となるのか? なぜ「幸不幸」という感覚を左右することなのか?


自分にとっての真の方向性とは、三位一体です。

  • 魂ー眼には見えないエネルギー体(無意識)
  • 思考・感情ー顕在意識
  • 身体ー身をもって体感するための実体

これらのすべてが足並みをそろえているからこそ「最強」のエネルギー、パワーが生まれてきます。単に欲を全開にしているのではなく、魂の想いも汲んでいるのならーあなたの自己実現がイコールで周囲への、社会への貢献となっているのです。

 
だから
それ以外は、自分の価値・方向性をファーストに持ってきたら、あとは「天命を待つ」ー手放しで大丈夫。現状に振り回されずにいるためには、これを見出すことです。
手放そうと努力をするのではなく、自然と手放すことができるようになってきます。


魂視点からの「手放す、の極意」、ぜひトライしてみてください。
自分にとっての方向性、ヒントを得たいなという方は、個人セッションをおススメします。