ゼロポイントの視点

ゼロポイントとは、そのまま「ゼロ=なにもない位置」というものではなく、量子力学では物質を構成する素粒子が生まれる場所、とされ、あらゆるものが無限に組込まれている、というポイントです。
「なにもないところに全てがある」という仏教思想の「色即是空」の「空」の状態、そこにあるものは「波動」です。

 
波動、つまりエネルギーは眼に見えるというわけではなく、感じるというものなので、わかりずらく見逃しがち。ですが、このゼロポイントを意識するーどんなエネルギー状態にあるのかにより、導き出される結果がまるで変ってきます。

これをやりましょう

たとえば
タロットで、ネガティブカードと言われるマイナスな感情のカードなどが引き出されたとき
見たくない、知らない、こんなの自分ではない、と伏せてしまうこともできますが、
「仕方ない、じゃあこれをやるしかないか」と取り組む。次のステップへ、という行動
 
 
あるいは
なにかをやりたいと思うものの、それを進めるための「お金がない」
お金がないなら「稼ぐしかない」ーそのなにかへのステップとしてまずは「稼ぐ」という行動
 
 

行動することで、自分を取り巻くエネルギーも状況も変わり出します。
上記は自ら行動を起こしている素晴らしいことですが、「ゼロポイント」という視点で見ると、「ゼロ」に立っていない、ということが見えてきます。
 
 
 

ではどうしましょうか

「ゼロポイントの視点」、それは「じゃあどうしましょうか」です。

  • ネガティブカードが出たなら、それを見つめて認めて、その持っている感情を「どうしましょうか」と改善できる行動を考える
  • やりたいことがある、そのためにはお金が必要、なら「稼ぎましょう」という行動を取る

あれ?
「これをやりましょう」と「ではどうしましょうか」と、どこが違うのでしょうか? 眼に見える「行動」は全く一緒ではありませんか

 

眼に見えることは一緒でも
眼に見えない「エネルギー」が異なるのです

 


上記のたとえで言えば

  • タロットでネガティブカードがでた場合、「今はその状態」ということをカードが示しているに過ぎません。それをどう受け留めるのか。
    よくわからないけど、悪い状態なら直せば良いんでしょ?という気持ちで行動に取り組んでも、自分自身で「今の状態を受け留めていない / 見ていない」ので、その先へは進めないー同じことを繰り返す
  • お金がないから稼ぐしかない、という枠の中で行動を起こすと、本来ツールであるお金がいつしか「目的」にすり替わってしまうことも多いですし、なんといってもすぐに心が折れてしまう。「お金がないせいで、こんなことに」と、ネガティブな勝手ストーリーが始まってしまい、あっという間に立てなくなってしまう。
      

     
      

ゼロポイントとは、スピリチュアル的に言い方を変えると、「統合意識」です

  • ゼロ地点ー1番最初からスタートする
  • 陰陽すべてが完成されている状態ーなんでも創り出すことができる

人生の出来事は、全て起こるべくして起こっています。良い / 悪いという正邪の考え方ではなく、自分がどう感じているのか、どうありたいのかが常に主体です。したくもないけど、しなければならないといった、自分なりの制限を払い「ゼロ」に立つことで、可能性は一気に広がります。
 
 


 

どんな気持ちで、思いで行動を起こしているのか。眼に見える同じ行動でも、眼に見えない「気持ち」の持ちようで結果は明らかに違ってきます。
とはいえ
「統合意識」「ゼロの視点」は、言うほど簡単…とも言えません。わかっているけれど…という、「理解」はできても、「実際の行動」はなかなかついてこないかもしれません。
そのためには
焦らずに、意識を少しずつ拡大(見方を変える)しながら、『自分を知る』ということを深めてみて下さい。意外な視点ですが、自分のことがわかってくれば、他人のこともよくわかる、理解できるようになってきます。
 

「空(くう)」の世界は、すべてが揃う、ワンネスの世界です。
その中から、なにを創り出すかは自分次第ーやみくもに顕在意識の欲を満たそうと飛び込むのではなく、「ゼロポイント」に立つからこその、見える世界・現実創造へとつなげてみて下さい。
 
自分を知ることを「学ぶ」、専用講座もあります。