ホロスコープに眠る、魂の想い


スピリチュアルでは「自分の使命を知りたい」といったような、見えない世界観への興味は普通ですが、一方で特にそういった見えない世界には興味がなく「ただ好きなことをやっている」「それしかできないからやっている」「別に・・」という方もいるでしょう。

そもそも「使命」なるものがあってもなくても、私たちには「自由意志」「選択の自由」があるので、何を選んでも問題ない・・・ないのですが。

問題ないと言いつつも、なかなか魂のパワーは圧倒的!!かもしれません。
見えない意識である魂、その願い。今回はホロスコープという、星たちの視点を覗いてみてください。自身のホロスコープを読み解く楽しさがきっと増えてきます☆

出生図のホロスコープは、自分だけが持つ「エネルギー図」ーエネルギーの受け取り方であり、さまざまに才能や資質などを読み解く鍵となっています。
そして、「ホロスコープ」と一言で言っても、たくさんの種類があり、どれを選択するかで若干解釈は変わります。


とはいえ
核心の部分は変わらない、という見解を個人的には持っています。当方でもよく記事にしていますが、インド占星術で使用されている「サイデリアル方式」と、西洋占星術で使用されている「トロピカル方式」では、1サイン(星座)ずれてくることがほとんどで、4つのエレメントは総入れ替えに。


ですが、そういったそもそもの「相反する要素」「二面性」を私たちは基本的に持ち合わせており、その中でどれを選択するのか、何にしっくりくるのかーそれが相性であり、引き合っているという自分との共鳴、ではないかと。。


ですので
今回の考察も、そういった1つの側面として、ホロスコープを読み解く参考にしていただければと思います。
今回は、なじみの深い「ジオセントリック」(地球視点)に加え、「ヘリオセントリック」(太陽視点)から、魂の想いを見てみます。 

 

 

本来は「地動説」という、地球が自転and公転をしているというのが正しいのですが、あくまで「地に足をつけて」空を見上げてみたらーという、太陽が、月が動いている!という視点で描かれているのが「ジオセントリック」です。
 
 
つまり、ジオセントリックから見えることは、「実際は」という現実性を帯びているということが言えます。
それは「逆行」という、惑星たちの動きを見ても明らかですね。
惑星は逆回転はしないので、実際のところ「逆行」は起こっていない。ですが、地上から空を見上げたら、という視点で見ると「戻ったように」「見える」ということに。


実際は起きていないんじゃない
気にし過ぎでしょ?
というのも正論ですし、だからこそ気にしすぎる必要はありませんが、やはり「見える」ということのエネルギーは強く… あるいは、「逆行中じゃない??」という不安に思う集団意識の反映か、「逆行あるある」な出来事が連発する、というのもこれまた事実だったりします。
 
 
 
 

逆行に代表されるように、見えるという眼の前に広がる「事実」の圧倒的説得力!はなかなかで、これを覆すのはなかなか難しい…


私たちは、どうしても「ない」というネガティブなコト / モノに眼が行きがちで、隣の芝生と比べては「なんで自分にはないのだろうか?」という、負のスパイラルに陥りがちです。


ホロスコープを見れば、持ってきている才能や基本資質は客観的に読み解けますが、負のスパイラルが発動する時は
〇大抵それらの資質を活かせていない(見ていない)
〇活かしてきたのに、何らかのきっかけで「挫折」というような出来事に出くわすと…そもそも自分って○○が足りないのよね、なんで私ばっかり○○なのだろうか…と、
今まで眼中に留めていなかった(優先してこなかった)何かを引っ張り出してきては、それを活かしている人たちと比べて、あぁぁぁ…とため息をつく。
 
 
スピリチュアルに限らずですが、「現実創造」「なりたい自分を創る!」というこの中には、挫折体験等も含まれるもので、全部が全部「成功」「達成」ということでもありません。それを宣伝的には「もう幸せなコトしか起こらない!」的に発信されてしまうと、誤認になるのかもしれず…
シンプルには「欲にかられて」という状態になってしまい、あれもこれもそれもと「欠乏感」を満たすように手を出したくなってしまう、モノなのかもしれません。


そんな時には、一旦立ち止まり、自分のホロスコープに立ち帰ってみることをお勧めします。活かせていること / いないこと、なぜそれが活かせていないのか、活かすためにはどうしたら良いのかー
星たちの力を借りて、自らが「楽しい」と感じる、思うことを「自由」に選択してみて下さい。今の星たちからの合図(トランジット)がヒントになるかもしれませんし、「金星」という本来の価値観 / 好きの部分を極めてみると、スパイラルにハマらずに抜け出す手掛かりにもなってきます。
 
 
 
 

自由に選択してみる…のですが、ある意味それはもう「決まっている」ことなのかもしれない…
そういった視点を見せてくれるのが「ヘリオセントリックチャート」ー太陽を中心としたホロスコープです。


地球(地上)では、逆行のように「見える」=「物質的」なコトの比重がかなり大きいものの、視点を広げてみたら、「物質的なこと」は全体の1部であり、私たちはみな小宇宙ー大宇宙の1つのパーツということが言えます。


では今世、地球に生まれてきて、何を経験したいのか、挑戦したいのかーその「魂の想い」という見えない世界観がヘリオセントリックチャートには色濃く出ています(物質性に囚われない)
 
たとえば
冥王星としっかりつながっているのに、始終チャラリラであれば喝!が入るでしょうし、土星とつながっているなら、大小には関わらずとも、社会の、みんなへの貢献という側面が出てくるでしょう。海王星は、見えない世界の代表選手ですから、ご縁があるなら、そのスピリチュアリティを活かしながらの何か、でないと、自分自身がどうにもしっくりこないようにもなってくる。


そう、「顕在意識で思う、誰かと何かと比較した理想の自分像」”だけ”では、どうにも充実感、満足感が満たされずに、何かが足りない…という感じになってくるようです。
 

ヘリオセントリックチャートを読み込み、純粋に湧き出た「こんな在り方」という姿、イメージ。それは、すごくワクワクしてきた!楽しみ!!という”本来の”感覚を引き出すものです。
 
 
 
 

そんな風に
もとから決まっているなら、教えてくれればいいのに
もとから決まっているなら、「自由」とか「選択」ではないよね?


と、意見and疑問が出てくるところですが、ここでお決まりの逆説ですー
もとから決まっているけれどーでも、その通りにしなくても構わない・・・だから自由です。
 
 
プラスの側面でいえば
「成長度合いは青天井」ともいえるので、どんどん資質を開花し、魂の成長がグンと伸びた!という今世もアリー絶対的な”決まり”ではありません。
たとえば
今世は「小学校1年生~3年生」を学びましょう、というお題だとしても、小学生はもちろん中学生も卒業できた、という成長度合いもあり、ということ。(飛び級はないので、全部をしっかり学ぶ必要はあります)


そして
自由になにを選択してもOKですが、
私たちが一番充実感を感じるのは、その「もとから」の道。
「決まっているから、それをやらなければならない」のではなく、「それをやることが、そもそものベスト」である、という逆の考え方です。
じゃあ
教えてくれればいいのに?? 
教えません、その紆余曲折がチャレンジで、それ自体も目的ですから!!
・・・という解釈になりそうです。(ヒントはもちろんあります!)
 
 



 
成長していく中で、何に興味を持ち、何を得意とし、苦手とし、ということは自然と私たちは学んでいくのですが、さまざまな体験によって心を痛め信念体系(思い込み)が何かしら作られていったり、それが足かせとなって、自らの選択の範囲を狭めてしまうことになったり…


見える世界のココ地球は、なかなかのカオス体験であり、本当にいろいろな成長期の人で入り乱れているので「るつぼ」ともいえるでしょう。
その中に埋もれて、自分に足りない何かばかりにフォーカスしてしまうのではなく、一旦ヘリオセントリック視点ー「何を持ってきただろう?」「宇宙の何担当??」というところへと意識を向けてみて下さい。


そのためのジオセントリックー地球での今。
ホロスコープを通し、自分としっかりと向き合うことで、地球の人生はもっとずっと楽しくなってきます☆
ぜひ、星たちとつながってみて下さい。