質問力を鍛える

スピリチュアルのセッションでは
クライアント側では、さまざまなお悩み、問題に対しての今後の解決策を教えて欲しい、という想いがあり、提供する側としては、それに対して出てきたカードや何やらからの結果、を読み解いていく。
 
 
そんな中で、実は一番重要なのは、一番最初の
「質問力」
だったりします。
 

そういったセッションだけではなく、「質問 / 質問に対する答え」というのは常にセットです。「答え」を見つけたい、と焦るよりも、まずはそのための「質問」自体を明確にすることが必要ーそんな「質問力」について今回は掘り下げてみました。自分の波動を上げるうえでも、非常に重要な要素です。
あなたの質問力は鍛えられていますか?
気になった方は、ぜひ読み進めてみて下さい。

 

質問から始まる

スピリチュアルの技法を学んだ初期のころは、例えば「出てきたカードをどう読み解くか」、といったことに気を取られがちだったりします。
しかし
カードリーディング、アカシックリーディング、ほか占星術や全てで「質問に対する答え」が出てくるわけであり、質問に対しての答えというこの視点がズレると、なにをしているのかがわからなくなってきます。
 

そもそも、全てのクライアントさんが順序良く、時系列に要点をまとめて「質問」をしてくるわけもなく、クライアントさん自体の「なにを聞いてよいのかもわからん」という話を、まとめるところから入るのも重要な仕事です。
 

ボイジャータロットカードの創始者でもある、ジェームス氏がおっしゃっていたのは

「質問がなければ、答えもない」

人生に於いて一番重要なのは「答えを得ることなのではなく、質問を持つこと」と、折に触れお話されています。
 
なにに対しての悩みなのか、どこが疑問で知りたいのかーそういった「質問」をまず明確にすること、こそがスタート地点、スピリチュアルセッションはここから始まります。 
 
 
 

質問がない

「今は」ない

スピリチュアルの話に限らず、各種の講習やセミナー、説明会などに参加した際に、最後で出てくる言葉、
「なにか質問はありますか?」

もともとなにかしらの質問を持って、興味を持って参加していれば、事前にある程度の質問ができていたり、あるいは質問タイムまでの間に疑問がすでに生まれており、すぐに手が挙がる、ということもあるでしょう。
 
反対に、質問が出ないー特になし、ということもあれば、「今は」ない、ということも。

話を聞いた直後は、まだ質問自体が浮かばないけれども、復習をしていく中で、ようやく疑問がでてきたー落ち着いて考えてみたら… そういえば○○とはどう違うのだろうか? この場合には…??

自分の知識として、自身に馴染むには時間がかかる場合もあります。さらには、講習などでは一度にたくさんの情報を詰め込むので、キャパオーバーになるため、一旦時間を置くという方が効率が良かったりもします。
 
そういった、質問あるのか、ないのかということには、個人での波もあり、興味などにも比例してくる部分といえます。 
 
 
 

質問「は」ない

特にわからない、知りたい、という事柄はない ➡ だからクリアで、そこになんの引っかかりもない、ならOKです。理想のスタイルですよね。 
 
それとは違い、ちょっと厄介なのは「質問”は”ない」
ではなにがあるのか、というと
・よくわからない ➡ から、とりあえず放り投げておく
・不平や不満がある ➡ から、愚痴をこぼす

自分に関連性がさほどなかったり、優先順位が低いことなら放り投げておいても良いもかもしれませんが、単純に苦手で、自分になじみがないからという理由では…後々当然困ります…

 
そして
「ねぇ聞いてよ~」といういわゆる「愚痴ること」。これをすることでストレス発散ということもありますから、愚痴の効用という側面もあります。これは頻度の問題で、そもそも自分ではどうにもできずに「愚痴るしかない」といった状況もそれなりにあると思われます。
 

それが、度を越えてしまうと
質問ーじゃあこの場合は? これとあれとの違いは? などの疑問が生まれずに、ひたすら「愚痴る」に走ってしまい、それが常習化していくと、非常に波動を下げる原因の1つとなっていくでしょう。
 
 
 
 

意識的に「質問」を探す

自分の視点では、願い通りでないから「愚痴る」
なら、それをどうしたら良いのか? あれ?なんで自分は、あれを良いと思っていたんだろうか?
そういった、違う視点から見てみる習慣をつけていく、ことが大切です。
 
これは
潜在意識に落とし込まれた、無意識に行われる習慣みたいなものですから、意識的に変えていく必要があります。そのうちなんとか…はなりません。

 
質問を持つこと、疑問を持つこと、それはイコールで好奇心へとつながり、自分に必要な体験がどんどん降ってくるようにもなってきます。
さらには
脳の機能の活性化にもなるー考えることで脳神経がより密に形成されてきますので、一種の脳のトレーニングにもなります。
 
 
そういった、違う視点からの捉え方をしていくのですが
注意事項ー100%を求めない、ということがあります。
質問して、違う視点を学び脳を鍛えよ、と言いながら「100%じゃなくていい」とか、ちょっと矛盾ですよね。
 
これは、いわゆる
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
状態、ということです。質問ー質問ー質問ー質問…を繰り返していると、いつしか何事に対しても「それってさ~」の否定系から入るようにも。完璧主義の方は要、注意!です。

愚痴る、が日常化の方と
質問ー質問を極め過ぎた方は、同じ波動を感じます。(同じ波動を持ち、放っているということ)
私自身も、ドM(?)な数秘5番なので、自戒も込めて、ほどほどの質問力、身につけていきたいですね!