「もう直感でしか生きていないので」
という言葉をセッション中ポチポチ聞きます。
良いことですよね。
直感に従え、ってよく言われるように、頭であれやこれやとグルグル考える「思考」なのではなく
直感に従えば間違いない!、とか言われていたりする。
でも。
ちょっとケースバイケースなのかな、と感じています。なので、その”ケースバイケース”を今回は取り上げます。あなたの”直感”は、”直感”・・・でしょうか??
直感とは
前提として、「深堀」が苦手な方もいます。
思考というよりも、身体を動かすとか五感が豊かな方もいます。
得手不得手は人それぞれ、というのを大前提として。。
単純に「直感」なのではなく、「思考回路がない」だけのこともある。
考えたことがないーそれは考える必要がなかった、ということもあれば、考えずに、習慣的に、無意識的に行うのが常になっている、ということもあるでしょう。
無意識ですから、考えていませんから、「直感」ということに。
直感と言えば直感ですが、いわゆる「直感」とは似て非なる、です。
それでも特に困ってないなら良いじゃん!、という側面もありますが、長期的に見れば、結局意識している顕在意識と、無意識の潜在意識とにズレが出てくるのが必須です。
短絡的に習慣性になっているだけなので、本当にやりたいこと、という選択肢ではない…ということになります。
ヒラヒラと頭に浮かんでくる思考、これをヒトはコントロールできません。無意識ですが、私たちには常になにかしらの考えが頭に浮かんでいます。
今日のごはんは何にしよう?/あ、薬局にも行って洗剤を買わなきゃだったなぁ/そうそう、柔軟剤を新しいものに変えてみようか?あのCMでやってたやつなんて名前だったっけ?…/なんか最近記憶力が落ちてきたよね…、私ヤバいかな?/あ、でもこの前のAさんマジでヤバかったわ、あんなことってある?/性格なんだろうけど、何座なのかな?数秘とか聞いてみたいなぁ/そういえば、新月はそろそろ?先月の願い事は何にしたんだっけ…??
といったように、とりとめのない勝手ストーリーが頭の中でいつも展開されるている。上記に書いたような思考の流れはたわいもないことですが、悲惨なのは、ネガティブ思考の流れにハマること。怒りや嫉妬や自己否定感があふれて、そういえばそういえばとどんどん掘り出して止まらなくなる。
だから
「浮かんでくる思考は受け流すこと」
「身体を動かして、五感を意識して、そのエネルギーから離れること」
と言われます。
そう、これらは受け流すのです。
浮かんできた思考に対して、「だよね~」とか答えながら、そこにハマらない。
と、それだけ聞くと「そうなのか」と理解できそうですが
では次のパターンとの比較はどうでしょうか??
浮かんでくるネガティブな思考を受け流していると、
「ネガティブにフタをしているのではないかとか、思うのですが」
といった意見もあります。
きちんと受け止めないといけないことなのに、それを単にスルーするのって、どうなの??、という。あなたはどう思いますか?
確かに。
何度も、何度も、声をかけられることってあります。同じことを問われている状況。
また、同じ思考が浮かんできた!、流しとけ!!、と、一様に流して良いわけではなく、実はそれ、ハイヤーセルフからのお知らせ、ということもあります。
幸運の女神には前髪しかないから、出会った時に掴まなかったら、もう二度とチャンスは訪れない、と言われています。ですが、ハイヤーセルフから、どうしても気付いて欲しい、伝えたい、というサインは、その後数回にわたってやって来ます。1度きりではないのです。
そう、これは受け流すのではなく「キャッチ」する合図です。
はて?
あなたは、これらの違いはなにか、
自分はハッキリ見極められるという「直感」を持てているでしょうか?
直感を鍛える
どう見極めるの?
本当の直感ってなに??
という疑問がでてくるところですが、その答えは、とてもシンプルで、とても難しい。
それを決めるのは自分自身、ということ。
直感には「理由がない」
でも直感には「自分軸」があります。
顕在意識と潜在意識がズレることなく一致していると、顕在意識で「やりたい」と思ったこと、イコール潜在意識の声。つまり直感に直結しているのです。
では、なぜ顕在意識と潜在意識にズレが出てしまうのでしょうか?
- ○○しなければならない、と常に思っているうちに、枠を作ってしまっていた
- もしかしたら、過去に失敗をしたことがあり、その経験から二度と踏み出せなくなった(枠を持つ)
- 逆に、経験がなく、深堀する機会もなかったから考えたこともない(思考回路がない) など。
人により、それぞれ背景はさまざまあるでしょう。
結局は、思考と直感はバランスです。考えすぎもNGですし、考えなさすぎもNGなのです。
ロジック派の方は
どうして?どうして?、を常に掘るので、納得して前に進むことができる、それがパワーにもなる。
でも反面
なかなか前に進めなかったり、3歩進んで2.8歩下がったり(進んでる??)、理由がなければ前に進めなくもなってしまう。
直感派の方は
深堀している時間が短縮されるので、速い、フットワークが軽い、だから結果を出すのも早い。
でも反面
思考回路が形成されないため土台がもろく、本命を逃すことにも繋がる。
なにを選択するのか、これは流すのか、受け留めるのか、それ自体を決めるのも「直感」です。
そして、その選択をした、という自分を信じられる、という自分の上に直感は成り立ちます。
自分信頼、ということに取り組みながら、直感も日々鍛えてみましょう。
直感は、誰にでもある能力であり、筋トレのようなものと言われます。使えば使うだけ冴えてもくるのです。