ボイジャータロット-Harvestの循環

ボイジャータロット、9番-隠者の関連カードは「Harvest-収穫」です。
9番という、いよいよアーキタイプの完成形での、脚を使った行動(World)がー収穫すること。

1-Harvestという、収穫自体の行動を振り返る
2-Harvestに至るまでの行動、循環 
このカードの、2つの側面からの解釈をご紹介します。リーディングや、ご自身の振り返りに活用いただければ嬉しいです。

 

1-収穫

Nine of Worlds-Harvest-収穫

Harvestという、そのまま素直な解釈が「収穫」ですから、特に難解な意味合いではありませんよね。
カード自体も、満月や実った果実、リスが実を食べていたり、と色合いからも秋のシーズン、「収穫」を思い起こさせます。 

意味自体がむずかしい、ということではないのですが
「その行動、がムズカシイ」と言えるのではないでしょうか? 

スピリチュアルで多く謡われているのは、現実創造という前向きな精神が中心になっています。
魂や潜在意識という、見えないエネルギーを感じ、成長して行こう、ワンネスを目指そう、という。

その前向きな気持ちが必要、なものの、そればかりではなく、というバランスが必要になってくる。
「収穫」とは、一旦立ち止まって、自分のしてきたこと、育ててきたことをしっかりと認めて味わう、という行動です。
 
 
ここ地球では、時間軸が入るため時間をかけてコツコツと育てていく、それを継続するという行動も出てきます。ことスピリチュアルでは、短期で、手軽に、すぐに結果が出ることが求められたり、ということもありますが、子育てや技術力の向上のように、時間をかけて理想形へと近づいていく(途中でその目指す形ももちろん変わってくる)ということも、現実ではたくさんあります。

 
その過程の中で
「まだ足りない」「まだ(理想の姿に)到達していない」と、『足りない』にフォーカスしてしまい、前ばかりを見ていると…この収穫がおざなりになり、自分で自分の進歩が感じられず、『欠乏感』に苛まれるという方向にも。
 
 
収穫は「自分を知る」という上でも、非常に大切な行動です。前進する前には、一旦収穫という、自分自身を振り返り、見つめる時間を持ってみてはいかがでしょうか?
そこから、ようやく次のステップが始まります。
 
 
 
 

2-Harvestの循環

実った果実を、秋に収穫する。それまでには、種をまいて、愛情をこめて育ててという行動があります。実生活での例に例えると、このHarvestへの循環を促すのが「Illuminationー悟り/気づき」です。

Nine of Worlds-Harvest-収穫

ちょっと上級の話になるのかもしれません、自分の直感を確立していること、ということが前提の話です。
(直感といいつつ、単純にいつもの思考回路なだけ、ということもあります)
マジシャンの関連カードである
「Illumination」ー悟りとか、ひらめき、気づきといった意味合いがあります。

Ace of Wands-Illumination-悟り

いわゆる「アハ体験」と言われるような「それだったか!!」に気づいた時、そこにはマジシャンという魔術師のエネルギーがあり、魂の想いを現実化するパワーが働いています。
 

それって、これってどうなの?
など、私たちは日々さまざまな選択を迫られる中、どうしよう?、いいんだろうか?と迷いも生じます。しかし、「一番最初に選択したコト」をやっぱり選ぶ→直感に従うのがベスト、といった体験を多くの方が持っているのではないでしょうか?
 

この「Illumination」という、直感に従うということから始まる行動は
「Harvest」という、実り多き結果へとつながって行きます。 

逆に
「Harvest」という、素晴らしい収穫が自分の体験になり、自分自身への自信、信頼へとつながることで、より「Illumination」というひらめきが生まれやすくもなってきます。

 
「Harvest ⇔ Illumination」の循環は、ニワトリが先か、卵が先かーどちらもあり、そして好循環を生む一つのサイクルと言えます。

 


 

Harvestという「収穫」を、より実りのある行動にしていくためには

  • 意識的に、収穫の時間を振り返る
  • 直感という、自分信頼の選択を採用する

後者の「直感」「自分信頼」ということに関していえば、常に自分自身と相談する、ということをしていくうちに、オートで必要なことが選択されるようになって行きます。
自分自身とつながるー見える世界と見えない世界との一体化が進めば、考えあぐねなくとも自然となにを選択するのかは選ばれます。 

より良い収穫が得られますように…
 
 
 
 
ボイジャータロットカードも随時使用、自分自身とつながる方法を見出せます