願いごとを唱えるー新年や自分の誕生日の誓いとか、あるいはもうすぐやってくる七夕とか。
また、毎月の月の満ち欠けによっても、願いごとを唱えるということはあるでしょう。
では
あなたは、どのように願いごとを唱えていますか?
引き寄せの法則等、スピリチュアルで基本とされているのは「否定形は使わない」「もう既に達成した、まもなく達成するということを前提に唱える」といったことがあります。
もちろん、それらは有効ですが
見えない世界の優先順位としては、「思考で考えだした願望」というよりは「心で願っていること」の方が優先されますし、「いやだ、イヤだ」と自分にとっての”いやなコト”をいつも考えていると「好きなんじゃん!そんなにいつも想っているなんて!!」って、避けて通りたいことが降ってきたりします。
だから
結果としては「どう捉えているのか」というマインド次第、ということになってきます。
では、これらをゆっくりみてみましょう。
言霊の威力
言葉にも、文字にもエネルギーがあります。
レイキにも、シンボルやマントラが存在しており、シンボルを描く / マントラを唱えるだけで、レイキのエネルギーとつながれる、という流れがあります。
最強の言霊として、よく出てくるのが「ありがとう」というワード。
この言葉を口にしていると、自然と高波動が引き寄せられてくる、ということ。そもそも、ありがとうって言われると、嬉しいものですよね。そんなエネルギーを循環させることのできる言葉だからなのでしょう。
ということで
まだ見ぬ未来を「もう達成した!ありがとう!!」と宣言してしまうースピリチュアルでは「予祝」というのですが、既にお祝いして良い気分になっておく、自分に、周りに感謝しておく…ということは、願いごとを引き寄せる、ということの第1歩になります。
実際、意味を理解せず、台本を読むようにでもいいので毎日アファメーションしていると、なんだかそのような気持ちになっていくものなので、まずはという取っ掛かりは「言葉から」ということが言えるでしょう。
ということは、同時に「もうダメだ」というような、ネガティブワードを使わない、ということも同じように大事です。すると、言霊の威力でネガティブが広がっていきますから。。
これらは、単にスピリチュアルの話ではなく、脳科学や心理学でも昔から実験され、証明されている内容です。ポジティブな言葉を使う、発想をする、そんな習慣をつけたいものです。
代表的な、NGな唱え方
否定形を使う
ネガティブな言葉は使わない / 予祝のつもりで、というのが言霊の使い方でした。
では、そういった言葉を使い願いごとを唱える時、代表的なNGバージョンとして「否定形を使わない」というのは、よく聞く話です。
宇宙の世界観として「否定」という意味がないから(持っていないから)、と言ったことがベースにあります。
どういうことなのかというと
人は「悲しい、悔しい、痛い、苦しい…」といったネガティブな感情や出来事を嫌いますが、宇宙意識からすると、シンプルにそれらは「感情の1つ」であり、だからダメ、という概念がないということ。
たとえば
「病気になりませんように」という唱え方だと=「病気になりますように」という意味になるよ、という。だから「健康でありますように」という、否定の言葉を使わないようにしましょう、と言われています。
○○しますように
新年の誓いや、寒い時期の受験シーズンなど「○○に受かりますように」という言葉が普通に使われます。絵馬にはそのように書きますね。各神社の願いごとの書き方例にも、そのように書かれているので…
取り立てて「それってNGです!」とは言えないようにも、個人的には思っています。
なんで、NGと言われる、のかと言うと
「○○しますように」という言葉のウラは、今はその状態には「ない」ということがある。だから、現状は違う、という立ち位置から、「できたらいいな」の視点で願っているから、それではいつまでたっても叶いませんよ、という話です。結局、自分の視点は「叶っていない」に向いているじゃない?、という。
そもそも神社には、「叶ったらいいな、お願いします」なのではなく「宣言に行くところですよ!」という話も、スピリチュアルでは言われたり。
先に書いた、「言霊の威力」もありますので
「もう叶いました!」の体で進める方がベターではありますが、そこまで厳密に「言葉」にこだわる必要はないのかな、というところ。
だって、神々といった高次元の存在たちは「言葉の意味」ではなく、「自身から放たれているエネルギー」を読んでいるのですから。
だから
反対に、どんなに取り繕って良い言葉を並べようが、あなたの真意は全てお見通し、という世界です。たどたどしくても、一生懸命に願うその姿勢の方が、ずっと強力なエネルギーを放っています。
ということで
言葉を効果的に使う、ということが有利な反面、そこに注力するというよりは、自分自身のまっすぐな想い、という純粋なエネルギーの方が優先される、ということになってきます。
無意識下の願い
次に、なかなか厄介なのが「無意識下の願い」です。
これは、潜在意識や魂の想い、という自分では通常意識していないエリアの話。意識していないけれど、実はこちらの願いの方が、圧倒的な割合で叶っていきます。
潜在意識の願い、とは
「本当は」○○したいけれども、エゴが働き効率性や損得勘定や…それらから選択をしていると、「でも本当はさ…」の方が叶っていく。← 無意識下、なのでその「本当」に気づけない。
反対に、顕在意識では「したくない」けれど、潜在意識では「したい」という、単純な『思いこみ』だったりすることも。こういったズレに気づかないと、なんで想定外のことばかりが起きるんだ??と不可解ですし、落ち込みます。
魂の想いも同様です。
人は今世の選択を、自分で選ぶことができるものの、あまりにもかけ離れている場合などは「お知らせ」が入ってきます。「そろそろ気づきません??」ということで、ちょっと顕在意識では想定外な展開ばかりが続いたり、ということも。
とはいえ
「選択」をするのは、意識を伴った「自分」ですから、魂の通りに生きなければならないという話でもありません。自由意志は存在しています。
が、しかし。
「分離感」を抱えることにはなるのかもしれません。顕在意識と潜在意識といった無意識下とのズレーだから思うようにコトが進まない、というモヤモヤ感が残る…「今世はガチャなんだ」で済ませるには、少し苦しい。
やはり、方向転換をおススメはしたいところです。
RASや、脳のGoogle検索機能から
顕在意識で願っていることよりも、心の願望の方が叶いやすい、ということもあり。
さらに、「返報性の法則」「投影の法則」といったところから、「普段気にしていること」「頻繁に思っていること」といったことが『返ってくる』ということも起こります。
これが、冒頭で書いた「いやだ」と思っていることが「現実化」する、ということ。
「いやだ」という、心の気持ちは汲んではくれないの?と、突っ込みたくなるところですが、「だっていつも気にしているじゃない?だから、ホラ情報集めてきたよっっ」って、脳のフィルター機能である「RAS(ラス)」がせっせと「いやなコト」情報を拾ってきてくれて。
脳のGoogle検索に、自分自身で「いやなんだよね」にまつわるワードを、検索欄に入力してしまうから、あっちを見てもこっちを見ても「いやなコト」オンパレードになってしまうかも?!
なんて、ウラの世界を見てみると
「自分の世界は自分で創り出しているんだな…」が、耳が痛いながらも実感できるところです。
願いごとが叶わない、のではなく、実は叶っているー無意識的でも、あなたが望んでいたことです。
無意識だから気づけなくとも、気づいたら変えられるー意識することで、無意識下とのズレが無くなると、軌道修正できます。
まとめ
細かいことを上げれば、言葉の使い方など、願いを唱えるにはいろいろな方法があります。
ですが、大事なのはあなたが「なににエネルギーを注いでいるのか」「心は、魂はどうしたいのか」という本質的なところです。
さらには
唱えたからいいんだろう、と投げておくというよりは、高次存在や神様など、あなたが願いごとを唱えた方々への敬意という点も重要です。こんなところでも「ありがとう」の言葉がけ、必要ですね。
最後に
あなたの願いごとを考えたり、という普段の生活の中で、「ない」ではなく「ある」という部分を見るように意識的に取り組んでみてはいかがでしょうか?
人は、自然とネガティブというマイナスに目が向きやすいもので、いつまでたっても隣の芝生は青いモノ。でも、その反面には必ず「ある」も、あるのです。
それが、あなたの脳の機能へ「ある」を探して見つけてきてくれる、という情報収集の基本となります。「ある」を基本にしていくことが、あなたの願いごとの本質とつながる近道になっていきます。