自分の内側を反映ー投影の法則

レイキは、カタカナ表記をされることが多いのですが、元は日本で生まれた手法ですので漢字表記→「靈氣」が本来です。そこから、簡単な漢字表記の「霊気」になったり、海外へ渡ってから逆輸入され、日本で再ブレイク、という流れからも「レイキ」とカタカナ表記になっていきました。 
 

「レイキエネルギーとは?」
という、非常にシンプルな問いに、なかなか端的に答えるのは難しい…と言われており、なぜなら「霊気」ーえ?霊的なこと?(お化け的…)とか、スピリチュアル?怪しい…などに転じてしまうためです。
 
ですが、いたって答えはシンプルで「あなたの感じる”気のせい”」「そんな”気がする”」という【気】そのものーすべての物体はもちろん、眼に見えない意識体なども持つ「波動」(振動)のことです。 

※とりわけ、「レイキエネルギー」では、個人の念が入らない、純粋な宇宙のエネルギー体を指しています

 
なので、「レイキヒーリング」で「よくわからない」「何も感じなかった」といった感じだと、正直物足りなさはあるかもしれませんが、イコールで「なにもなかった」ということではありません。
私たちは、無意識のうちに「気」を感じて、自然と引き合っていたり、反対に合わない「気」とは遠く離れたり…をやっています。
 
 
 

あまり良い意味では使用されませんが、「類は友を呼ぶ」ー同じもの同士は仲良し/引き合う、という意味です。もちろん、悪い意味だけではなく、良い意味でも同じこと。だから、「○○さんって、どんな人?」を知りたければ、○○さんの周りの人たち、モノたちを見れば、おおよそどんな人なのかはわかるー似たものは引き合っているからです。 

 

そういった、見えないエネルギーの「気」という側面から見ると、「自分の世界は、自分で自ら作っているもの」ということが言えます。
もし、今あなたが「幸せ」な状態であれば「だよね~」と納得できるでしょうし、反対に「不運続きだ」とネガティブな感情に包まれていたら「は?私のせいだっていうの??」と、いささか怒りがこみあげてくるのかも…しれません。
 

一体今の自分は、どんな「気」を引き寄せているのでしょうか?


 

「灯台下暗し」と言われるように、自分に近ければ近いほど、逆に見えません。なので、自分自身のことを「知っている」つもりでも、反面「自分のことだからこそ」よくわからない…という状態にもなる。

そもそも、自分の姿を自分で見るためにはー鏡が必要です。
では、物質ではない、自分の心の状態を見るならー鏡に映るのは物質だけ。そもそも姿かたちのない「気」を見るには…

そこで「鏡」の役割をしてくれるのが、自分の周りの人たち、モノたち、出来事たち
そこで感じることで、眼に触れることでーあぁそうなんだ、と気づくことができる。
だから、自分の周りで起こることは、すべて「自分の心の、見えない内側の”投影”」というのが、心理学でいわれる「投影の法則」ー鏡の法則、も同じ意味です。
 
 
 

当方は、心理カウンセラー等の専門職ではありませんので、専門的な分類や段階の説明は専門の方へお任せするとしてー 
 
「自分の内側の投影」といっても、その中身は実にさまざまで、当方が個人セッションで見てきた中でも、さまざまな「段階」がありました。 


 

比較的、自分と向き合うといった「内省」を進めている方の場合、「確認作業」的な役割で投影されていることもあります。 

たとえば
普段は温和なのに、どうしても腹の立つような「地雷」的な出来事がある。
最初の反応は「アンガー」という、わかりやすい攻撃性なのですが、その実奥に潜んでいることは「恐怖や嫌悪感」であったりします。
なぜその”地雷”があるのかーそれによって、自分がかなり傷ついたという「恐怖」が沸き上がるからです。
ですが、
振り返ってみてみたらーもう「今」は「あの頃」の自分とは違うし、その地雷を踏まれたところで、自分は1ミリも傷つかないー変わらないんだ、ということに気づく。
「投影の取り戻し」であり、もう「影」を落とすことではなくなります。ね?大丈夫だったでしょう??、とスピリチュアルガイドたちが微笑んでいますね。

 
内省を進めている方の場合、と書きましたが、これには大きな挫折体験/身体を壊したことで断念せざるを得なかった体験、などを経験している場合などもあるでしょう。自分と向き合わざるを得なかった。だからこそ見えてきた、普段は表に出てこない気持ちを知った、という。

 
これが「痛みの対価」とも言われることで、単に痛くて苦しい思いをしただけではなく、そこからの学びやステップ、点が線につながるときが必ず来るもの。
常々お伝えしていることですが、間違った選択はありません。
 


今世の魂のテーマにもよることなので、ひとくくりにできるわけではない、という前提の上。
どうしても「自分」と向き合えずにここまで来た、という場合には、「投影」という影のもたらすものはなかなか奥深くなります。
 

たとえば
なかなか自分を愛することができず、その欠乏感を他人からの愛で埋める、という行動はとりがちなのですが。
そもそも「愛される、ってなんだ?」という、その感情自体が自分にないと、誰になにをどうされても最終的に「愛」を感じることができないー自分に”ナイ”からわからないー満たされない。 

※シンプルな投影であれば
自分で自分を好きではないため、同じく本当にあなたを好きな人が引き寄せられてこない、といった、互いにクレクレ星人になっているパターンなど。

 
自分の眼には見えない内側を投影しているのが、自分の外側。では、見えたことに対して、気づいたことに対して、「今」できることはどんなことでしょうか?
 


自分と向き合う、ということを専門的にリーディングしている身として、以上のような経験を踏まえた話を書いていますが、「投影」という自分の持つ「影」を、絶対に光に変えなければならない、ということなのではありません。
なので、今は気乗りがしないとか、そのうちに、と思うならーそんな”気”がするなら、取り組まなくても良いのです。
 
 
どんな方にでもお勧めできるのは、レイキヒーリングを日常に取り入れることです。
レイキエネルギーは、「愛と調和と癒し」のエネルギーであり、自然と必要なところに働きかけてくれるものです。なので、「知らずして」わだかまりがいつしかぼんやりと小さくなっていったり、なぜか行動できるようなったとか、自然と気にならなくなって、という変化が起きてきます。


そうなれ~、と強く願うと逆に「執着」になりますので、レイキのエネルギー、または宇宙や自然のエネルギーを信頼して任せること。自然に、シンシンと自分に浸透していきます。
心が緩んできたときには、もう大丈夫という合図が自然と降りてくるので、自分と向き合えるようになります。
 
 
今、自分で「気になる」なにかがあるーそんな時は、ちょっと自分の周りを見渡してみてください。
よくわからない…という時には、カウンセリングや、当方が行っているようなスピリチュアルの個人セッションも取り入れてみてください。

影がなかったらないで、それはとっても身軽で自由、「心の余裕」が生まれ、「地球を楽しむ!」という毎日になります。