人により「体験すること」「出会うこと」の”傾向”があります。まるで「いつも」○○ばかりに出くわす、なんで自分だけが??と疑問に感じるところでもあるのですが、シンプルに自分自身が、それに、そこに、眼が行くようにできている、ということでも、あるようです。
それらは、スピリチュアルでも言われるような「ブロック要素」「信念体系」「思い込み」という、偏ったネガティブな要素もありますが、さらに深層では「魂テーマ」というエネルギーが控えているということもほとんどです。
一見のネガティブ、でもその先の大局に見える魂テーマとは?
エジプト神/アメリカのドラマ「ホワイトカラー」ー今回はこちらの2つを例えに、そんな側面もある、という部分を見てみてください。
エジプト神から学ぶ

人間と動物が合体したカタチの神々が多く存在するエジプト神話。有名な神様のお1人が「セルキス」または「セルケト」と呼ばれる方。所説はあるようですが、頭上に”サソリ”が乗っているのが大きな特徴です。
また、ボイジャータロットの大アルカナ3番ー女帝のカードに描かれているメインの彫像はこの「セルキス」さまだそうです。

ボイジャータロットでは、女帝=母のイメージから、「サソリ」は登場しておらず、優しい穏やかなイメージで描かれていますよね。セルキスは、ツタンカーメンの養母であったともいわれ、そういった母性にフォーカスされています。
エジプトの神々を専用としたオラクルカードでは、セルキス神からのメッセージ(意味)=「Healing」=癒し、となっています。これは、「毒を持つサソリからも、人を守る」ということから発展しての「癒し」なので、ボイジャータロットのような、優しい愛の側面ですが
そもそもが「サソリの毒性」をも持ち合わせる、というのが基本です。つまり「毒性」もあれば「解毒」もある。秩序と公平を重んじるエジプト神話らしく、どちらかに偏ることなく、両性を受け入れ、コントロールすること、その強さを持つことーこれらは、自分をよく知っていないとできないことです。
そこから、真の癒しが生み出され、「死と再生」の循環が回ってゆく・・・ここに「魔術」「魔法」の原点があり、セルキスは魔術の神としての側面も持ち合わせています。
「毒性」をよく知っているからこそ、それを制する方法=解毒もわかる、できる。エジプト神話に限らず、神話に登場する神々には、そういった二面性(二極性)を持つ神様も多いー人間が学ばなければならない課題だから…なのでしょうか。
ドラマのテーマから学ぶ
2009年~2014年にかけて、全6シーズン制作されたアメリカのドラマ「ホワイトカラー」。見たことがあるという方も多いと思います。
主人公は「天才詐欺師」ー知的犯罪を専門とし、「本物VS贋作」を見極める眼力もあれば、贋作を創ってしまう、という手先の器用さ、さらには誰をも引き付けるコミュニケーション能力もあり…ですが、昨今のロマンス詐欺などとは程遠く、女性には一途。銃で制圧するような犯罪は「流儀に反する(!)」そうです。
とんでもない才能、特技を持ち合わせているものの「犯罪者」というカテゴリーに。そこで、ドラマではFBIのホワイトカラー専門部署の捜査官と組み、FBIコンサルタントとして「詐欺師」目線からの独特な捜査が展開されていきます。
最終シーズンでは
大がかりな詐欺グループをまとめて逮捕するべく、命がけの潜入捜査に。実際の大がかりな詐欺に挑み、大きな金庫を眼の前にした時ーものの数分でロックを解除しなければならないという、巨大金庫への挑戦。そんな緊張感がマックスの時の言葉が
「手ごわいな」
というのが日本語訳でしたが、実際の俳優さんのセリフは
「She is beautiful.」
だったのが、非常に印象的でした。
天才詐欺師にとって、この巨大で難解な金庫はまさに「萌え」であり「美しい…」と言わずにはいられない、そんな心境だったのでは?と、勝手に解釈したものです。
もうお分かりのように
このホワイトカラーの天才詐欺師も「毒性」→ 犯罪と、「解毒」→ 犯人逮捕へ、この両性をうまくコントロールすることで、好循環を創り出し、負に傾きすぎることなく、才能を活かす道を見つけました。ドラマの設定なので、いささか誇張、脚色されているところはあるにせよ、セルキス神の人間界での生き方に近いものがあると言えます。
コントロールを学ぶ
ざっくり過ぎるくらいにざっくりと「魂テーマ」を分けるのならば
- 愛
- お金
- その両方の統合感
行きつくところはこれしかありません。ただ、当然ながら中身は複雑なので、単純に「愛」といっても
- 家族愛ー親
- 家族愛ー子供
- 家族愛ーパートナーシップ
- 横繋がりー仲間、友人
- 人間関係全般ーコミュニケーション
などさまざまにあり、また「お金」と言っても「ない」だけではなく、「ある」ゆえの、それなりの苦労、トラブルが絶えない、ということにもなり、同じように中身は複雑です。
中堅以上の魂クラスでは、”挑戦”の意味もあり(あるいは集大成)、「愛VSお金」のバランスを学んでいくという、お題がダブルなパターンもあるので、こちらは相当忙しくもなるでしょう。
なので
冒頭でも書いたように、「自分自身が眼が向くこと」→「体験すること」は自然と決まっており、それらのベースには「魂テーマ」があるからです。正直トラブル続きーまた、この問題…という、同じことに遭遇することが多く、ふと隣の芝生を覗いたら=友人たちと自分とを見比べてみたら、隣の芝生は青いじゃん=あの人はこんなことで悩んでいないよね…、が見えてしまって落胆する。
見比べてしまうのも当然ですが、そこに差異があるのもまた当然で、それはみなそれぞれ「魂テーマが異なるから」です。さらに、今のあなたが「負」「トラブル」「ネガティブ」といった、マイナスなエネルギー状態であれば、先に挙げた「毒性」部分にフォーカスしてはいないでしょうか?
- サソリの毒だけをまき散らせば、皆近寄っては来ない
- 才能を犯罪に利用したら、いずれは狭いオリの中にしかいられなくなる

自分では欠点だ、マイナス要素だ、と思ってきたことも、反対の立ち位置から見てみたら / どう活かすのかをワンネス視点で見てみたら、「毒性」だけではなく、「解毒するには」の要素がみえてくる。今までは、この”毒性”という”負”をたくさん体験してきたのですから、その道のベテランと言えるのではないでしょうか。
ここで方向転換をすることで、『陰陽バランス』が完成し、天地が循環しだす、という新しいサイクルが始まります。
それは、才能を活かして「萌え」を持ちつつ、愛の循環が生まれるという、ホワイトカラー的な選択ができる新しい道となります。
欠点だと思ってきたこと、いつも繰り返す「コレ」、そこに気づいているならば、今はそれを超えてゆく時期なのかもしれません。セルキス神を今一度思い出してみて下さい。両性をコントロールすることで、自分にも、周りにも「癒し」をもたらすことができるようになります。

