星に願いをー新年の誓いの立て方

年内最後の満月を迎え、いよいよ2023年も終了。
今年を振り返り、来年はどうしようか?と新年の抱負、新年の誓いを立てる方も多いと思います。
今回は、スピリチュアル的な視点からの「新年の誓い」の立て方をお伝えします。ご参考にされてください。

「○○できますように!」と、「お願いをする」というのが定番ですよね。困ったときの神頼み、「どうか、神様っっ」と手を合わせるわけですが、これは人によって意見が異なるところ。

 
お願いをする、のではなく、神社では「宣言をするためのところ」というものもあります。確かに。
お願いだけして、「果報は寝て待て」って、本当に寝ていては果報ー実がなるわけもなく、だからこそ「引き寄せの法則」的にも、すでに叶ったという近未来を想定して「やります」ー「やりました」ー「ありがとうございます」、みたいに唱える、という感じでしょうか。

 
混同されていますが、厳密には「祈祷」と「お願い」というのは似て非なること。祈祷の方が、本来の「果報は寝て待て」の意味に近くーやることをやったら、あとは天に任せよう、というもの。そして、お願いごとの方が、間違った解釈の「果報は寝て待て」ー寝てればいいよ、なんとかなるでしょ?、に近い、というイメージです。
  

多くの神社での「願い事の書き方・見本」でも「○○しますように」と記載されているように、新年の誓いを立てるなら、いわゆる「困った時の神頼み」のイメージで良いのかな、と思います。
「どうか今年は、○○できますように!」と、切にお願いしてみましょう。 
 

新年の誓いに限らず、広く引き寄せの法則全般でも言われていることに「否定語は使わない」ということがあります。潜在意識には「否定」という概念がないので、例えば「病気になりませんように」はイコールで「病気になりますように」という願望になってしまいますよ、というもの。 
 

こちらに関しては、「否定語は使わない方がベター」だと思われます。
否定語ー○○しませんように、というのは問題を回避するといった思考回路があるゆえの言葉でしょうし、そもそもが高次存在は「言葉」自体を持たず、「意図」というエネルギーの世界なので、あなたの意図が反映される、ということの方が優先だからです。言葉尻一つ一つが重要なのではありません。 
 
ですが。
「病気になりませんように、病気になりませんように」を必死で意図するエネルギーだと、非常に「病気」ということにフォーカスが当たってしまうーそんなに興味があるんですねっっ、と解釈されて、反映されるという側面もあります。すなわち、病気を引き寄せるわけですね。 
 
なので
病気になりたくない、避けたい、のであれば「健康でありますように」という言葉と共に、のびのびと自由に動き回る自分をイメージする、という方がベストです。問題回避としての否定語優先、になるのかもしれませんが、日々の思考回路としても、できるだけ「ネガティブワードは使わない」とクセづけることをお勧めします。 
 

 

では、新年の誓いをいよいよ具体的に詰めていくわけですが、最大のポイントは「制限を外して」とにかく希望を出してみる、ということ。そういうのは無理、これってどうなの?…思いめぐることはいろいろありそうですが、まずは全部の”条件”を度外視して出してみることです。
これが、意外となかなか難しいのかもしれませんね。
 

とにかく全部出しました!という次の段階は、「それをイメージしてみる」こと。ぼんやり、なんとなく…というホワンとした感じよりは「具体的に」ーそこで、いらないことはそぎ落とし、必要なことを肉付けし…「コレだよね」ということが、どんどん浮き彫りになってきます。そもそもがあなたの願望なのですから、この行程は結構楽しいかもしれません。
 
反対に
イメージがなかなか膨らまない…のは、単にあこがれだったり、「そう思っている」だけで、心からの希望ではないからなのかもしれません。
 
 

で、どうするの?という「現実」と照らし合わせると、一気にさめるのか、やる気が起きるのか、差の出るところかもしれません。条件度外視で組み立て始めた願望ですから、なかなか現実に当てはまらないのかもしれませんし、具体的にイメージしたことで、やる気スイッチに火が付く場合もあるでしょう。
 
 
ここで「神頼み」の登場です。「どうすれば良いのか知りたい」「達成するための後押しをしてほしい」それらを「意図」して、手を合わせてみてください。
ひらめきという直感や、巡りあわせなどから「どうすれば」ということがだんだんとわかるようになっていったり、動き出せるような軽さを感じることができるようになるーお任せしましょう。
 
 

 

月をはじめとする、夜空に輝く星たちは、古くから人々の心の癒しでもあり、また、月の満ち欠けによって暦を作り、農作業などの実際の生活の糧としても重要な役割を持っていました。まさにStar-スター、希望そのものだったのではないでしょうか?


私たちの魂の歴史、転生の歴史を見てみれば、その昔から、今と同じように夜空を眺めては「○○しますように」「どうか」と、きっと願いごとを唱えていたのでしょう。数年、数十年、数百年、数千年に上る魂の願いー星たちはずっとその姿を静かに見守ってきました。星たちはなんでも知っているー夜空を眺めて星たちに語りかけてみてください。心が揺り動かされるなにか…なぜか懐かしい感じ、急に思い出したこと、気づきやシンプルに暖かい感じ、安心感など、今のあなたに必要なエネルギーを星たちが送ってくれることでしょう。
 

年末年始という節目の今、あなたの「魂の望む願い」を呼び起こす良い機会です。そのために、誓いのプロセスの第1段階が「制限を外した、潜在意識下にあるような想い」を見つけ出す、気づくためのものでした。あとは星たちに、天の存在たちに「お願い」し、方法がわからない時は「どうすれば」を尋ねてみてください。
 
そんな、今世のあなただからできる「魂の願いごと」をぜひみつけてみて下さい。それを達成することはあなたの願いでもあり、魂の願い、星たちの願いでもあるのです。