「とにかく、どうしたらいいのかを具体的に教えて!」
自分とじっくり向き合う「個人セッション」のスタイルでは見かけませんが、分単位で気軽に相談できる電話鑑定などでは、そういった声が飛び出してくることもあります。(今すぐの解決策)
これを読んでいるあなたも、同じような経験がありますか?
その時は、自分が納得できる「答え」が見つかったでしょうか?
反対に、鑑定士側の方なら、こんな場合どんなふうに「具体的に」答えを伝えているでしょうか?
どうすればいいんですか?
そのための方法、新たな選択肢をみつけるためースピリチュアルの世界を上手に活用したいところです。あなたの答えを見出す1つの方法として、読み進めてみてください。
抑圧の中
一体どうしたらいいんだ?
と、途方に暮れるような、焦る気持ち、不安。グルグルと沸き上がっては消えていく怒りや悲しみたち。
これは、まさに「抑圧」という状況にあります。
「ボイジャータロットカードー5番の関連カードー抑圧」で見てみても、カードの絵柄が全体に暗く、そもそも格子でよく見えやしない…魂を意味する赤いロウソクの灯も、消えてしまいました。
絡まる手錠、網に引っ掛かってしまった鳥の足、自分ではほどけそうにないロープ…もう、ダメです。
行き止まり。
絶望ですね。を、表すためだけではもちろんありません。
このカードの真意は「本当に?」を問うています。

私たちが、頭で考える「絶望」「行き止まり」は、実はこの格子状態を、目の前、間近で見ているような感じです。
ここだけ抜きとれば…行き止まりに見えますね。
でも。
よく見てみたらー鎖はグルグルになっていますが「鍵がかかっていない」かもしれません。あるいは、ちょっと引いてみてみたら、どうやら目の前の壁は高くとも、左右という横は「囲いがない」のかもしれません。あるいは、少し高く登れるような階段はありますか? 「格子の向こう側」を、目を凝らしてみてみたら、こっち側なら出られそう、って、そんな景色がうっすら見えるかもしれません。
そう、選択肢はほかにありそうです。
丁寧に鎖をほどいたら、扉があけられたり、横にテクテクと歩いて行ったら、いつしか格子を抜けて、向こう側に出られるのかもしれませんね。
それはムダ足なのでは?
いやいや、それはムダ足ですよね? そんな面倒くさい方法なんじゃなくて、遠回りしない方法を教えてよ。え?わからない??
アセアセ。そんなお気持ちになられていないことを願い、書き進めます。
これは「ムダ足」どころか、極めてきわめて正当なルートです。
その過程がなければ、あなたは横に道がある、という選択肢にも気づけなかったし、もっと言えば、その道中に見えること、横道にそれる遠回りの道を歩くことが、あなたにとって必要だからです。
これを具体的な例に例えるなら
自分を大切にしていないことに気づく、とか、相手の気持ちをおもんぱかることができるようになる、とか。
仕事にも、恋愛にも、すべてに共通する人間関係ということにおいて、非常に根源的なことを見直す機会、という場合もあるでしょう。
そもそもが、「すべては起こるべくして起こっている」「必要なこと”しか”起こらない」ということがベースにあります。
自分に寄り添い、五感を使う
「抑圧」という制限のある視野を広げること、と言葉で言っても、『その渦中』にいる時には、なかなか難しい話です。なんですが、視野を広げないと行き止まりからの脱出もこれまた難しい、というエンドレスな世界です。こんな方法や、あんな方法…どれもこれも、結局は耳に入ってこない…スルーになってしまうかもしれません。
そんな時には、まず「自分に寄り添い」「五感を使う」ということを優先してみるのはどうでしょうか?
〇自分で、自分を否定しないこと
〇他人を否定しないこと
そうとはわかっていても、考える、という思考のステージには抜け出るという手立てがなく。だから、思考から離れる必要があり、そのためには『感覚』という、五感が役立ってくれます。
今はそんな気分ではない!、かもしれませんが、「五感を満たす」ことに専念してみましょう。五感とは「視力」「聴力」といった、思考を介さない「感覚」のことです。
- 視力派なら、好きな景色を眺める
- 聴力派なら、好きな音楽・音を聞く
- 臭覚派なら、好きな香りを
- 味覚派なら、大好物をゆっくり味わいながら
- 触覚派なら、好きな手触りを堪能
心の緊張がふっと緩むことによって、思考に隙間ができる。そこから、「抑圧」という抑え込まれた感情が少しずつ薄れ、ほかの選択肢が『見える』ようになります。
本当に本当の「行き止まり」というのは、早々ありません。それは、大宇宙と小宇宙である私たちはつながっているからー妙な表現ですが、人を裏切るという行為をする人もいますが、宇宙は、スピリットたちは私たちを決して裏切りません。
それはイコールで、「自分信頼」です。急がば回れ、どうしたらいい?ーこの回答の行き着くところは、自分を知り自分と共に進むこと。自分が意図したこと、出したものが最終的には回り、形となって返ってきます。