スピリチュアルな世界の共振共鳴-チャネリング

共振共鳴、物理の時間に学ぶ話、誰でもなんとなくイメージできる現象ですね。
スピリチュアルの世界でも、非常によく使われる言葉。このブログでも何度も登場している例ですが、いわゆる「類は友を呼ぶ」ー良くない例として使われていますが、良い意味でも然り。似た者同士は引き合うよ、という意味です。
 

つまりは、「自分自身がどうあるか」で、同じようなエネルギーを引き寄せる / 引き合う、ということですから、当然基本となるのは自分です。
なんで自分の周りはこんな人ばっかりなんだ! なんでこんな出来事ばっかり起きるんだ!!
というのは、掘り返してみると、自己投影という厳しい展開になってきます。


この共振共鳴、今回はスピリチュアルの中でも「チャネリング」に焦点をあてて見ていきます。チャネリング力を上達させるには?チャネリングに挑戦中、興味あり、という方はぜひ読み進めてみて下さい。

 

チャネリングとは

チャネリングとは、高次の霊的存在・大聖(神智学で言うマハートマー)・神・宇宙人・死者などの超越的・常識を超えた存在、通常の精神(自己)に由来しない源泉との交信法、交信による情報の伝達を意味し、アメリカで1980年代に隆盛した「ニューエイジ運動」の中で使われるようになった名称である・・・ウィキペディアより

どこと、なにとつながっているのか、いや、それは本当につながっているのか?単なる個人の思考なんじゃないの??、と言われても証明できませんし…なかなかあいまいな世界です。

チャネリング初心者だと、ちゃんとできているのか、合っているのか、という疑問がなかなか抜けないものです。
 

じゃあ、どうすれば自信が持ててチャネリングを行えるのかというと、1つには「スピリットたちとの信頼関係」を構築することです。自分を、という域を超えて、スピリットたちとのチームを信じて取り組む、ということ。

そして、共振共鳴の基本となるのは自分ー自分にまつわる共振共鳴を詳しく見てみましょう。
 
 


カードがあなたを選んでいる

スピリチュアル占術の1つー卜術(ぼくじゅつ)である「カード占い」。タロットカード、オラクルカードなど、実にさまざまの種類があります。
クライアント、もしくはリーダーである自分が「偶然に」選んだ1枚は、一番必要としている「必然の」1枚である、という占術です。


これは、自分が選んでいるのですが、ここでも「共振共鳴」が起きています。同時に、カードたちも「あなた」を選んでいるのですよね。
勉強会などではよくあるスタイルですが、1人のクライアント(モデル)の質問を、数人のタロットリーダーでそれぞれカードを出してみたり。あるいは、クライアント自身が引いたカードを、みんなでリーディングしあったり。すると、”似て非なる回答” がポンポン飛び出してくるものです。
タロットリーダー自身のエネルギーに対して、必要なというか、妥当なというか、見合ったカードがでてきます。
 

最初は、テキストに書いていることを読みあげるような(?)感覚でも十分だったような感じが、時が経って、カードリーディングに慣れてくると、非常に突っ込んだ深い深いリーディングが導き出せるようになって来たり…という経験を皆しているのではないでしょうか?
 

クライアントの答えを出すために、クライアントが引き寄せた1枚は <<同時に>> タロットリーダーが、自分に読める範囲の、見える範囲の、見合ったカードでもあるー全てが、共鳴でつながっているのです。
リーダー自身に見合ったクライアントしか来ない、と言われているのも、まさに見えない共振共鳴です。そして、基本となるのは「自分のエネルギー状態」です。
 
 
 

フルトランスチャネリングでは

チャネリングには
コンシャスチャネリングーセミコンシャスチャネリングーフルトランスチャネリング
という3種類があります。自身の意識があるのか、ないのかという違い。
フルトランスになると、チャネラー自身の記憶はまるでなく、単に「身体を貸しているだけ」的な状態ですね。私はフルトランスチャネリングではないので、自身の体験はありません。

自分の意識を介さないなら、フルトランスチャネリングが一番質の良いものなのか?
チャネラーとして有名な、リサロイヤルさん曰く

「チャネラーに偏見があると、それが細胞レベルにおいてコード化されます。チャネリング時のチャネラーの意識状態が、無意識、半意識に関わらず、こうした観念のコードは細胞レベルにありますから、メッセージ自体が純粋な源から来ていようと、こうしたコードがある限り、チャネラーの口から出てくる情報には全てフィルターがかかるのです・・(中略)・・こうした「フィルター」を無くす努力をしなければ、いつまでも事態は変わりません。だからこそ、恐怖やブロックを解消するといった自己錬磨のプロセスが、クリアーな媒体になるために欠かせません」

http://www.lyssaroyal.net/uploads/1/5/7/1/15716170/a-beyondveil-jap.pdf


単に身体を貸しているだけ、的に見える無意識な状態でのチャネリングでも、やはり基本となるのは「自分」のようですね。
リサさんは「メッセージ自体が純粋な源から来ていようと…」という表現をされていて、これが、同じ情報でも、チャネラーによって、人によって、違う解釈、表現になる、ということでもありますし、

違う側面から見れば
そもそも自分の波動に共振共鳴したものとしか、つながれない、ということも言えるでしょう。
 

フルトランスであれど、チャネラー自身が反映されているのではないか?
とイメージできる場面もあります。 例えば

  • 日本人の私が、日本人のおばあちゃんからの声を聴く
  • 日本人向けセミナーで、高次元からのメッセージを聴く

そういった場合に
単に「声を発するだけの媒体」であれば、チャネラー自身の意識はないのですから、私のおばあちゃんは私に日本語で話かけているはず → チャネラーが英語圏のネイティブでも、勝手に本人が知らない日本語を話しだす。

となりそうですが、実際は英語でメッセージが降りてきて、必然的に通訳が必要となっています。

おばあちゃんはともかく、高次存在たち自体には言語がありませんので(ライトランゲージー宇宙言語という、波動を音にしたもの、が言語とされている)、日本人向けなら最初から日本語に翻訳してくれればわかりやすい…のですが、実際はチャネラー自身の言語で語られているようです。
 
やはり
チャネラー自身の持つフィルターがかかる、というのが自然な解釈のように思えます。 


 
 
 

統合意識へ

チャネリングができているのか、いないのかー

  • スピリットたちとの信頼関係を築く→ そのためには「自分自身をよく知っていること」
  • 自分の波動域と共進共鳴する → そのためには「自分自身が高い波動」であること
  • ⇒ イコールで『統合意識であること』


というと
(高い波動のためには)自分にあるネガティブな何かがいけないー取り去らなくてはーブロックがあるんだ!
的に動いてしまう方がとても多い。さらには、スピリチュアルの力で「なんとかしてください」と、丸投げする人も多い and あっという間にクリアにします!!、となぜか赤の他人が勝手にクリアにします、ブロック解除!!、と謡うヒトもこれまた多い。。


魂が目指している世界は「統合意識」であり、分離した世界(二元性)から一元というワンネスの世界に今は移行中です。
統合意識とは「陰陽バランスの均衡点」にあるもの
で、ネガティブもポジティブもあります。太陽だけではヒトは干からびてしまうし、雨続きでは作物も育たない。両方あることが必要です。

 
よって
自分自身も、全てが陽というプラスばかりではなく、できないこと、苦手なコトもそれなりにありますが、そこは皆との助け合い。自分の得意なことを活かす、をお互いに進めていけば、それが誰かの役に立ち、ワンネスの世界が創られます。
「すべてに寄り添う」と「すべてを受容する」は、似ているようで全く違うーしっかりと境界線を引く強さを持ちながら、すべてを判断せずに受容する、のが「統合意識」です。 

 

偶然のように手にするカードも、ふとひらめく何かも、全ては自分を基本とした共振共鳴の世界です。
自分を知って、自分自身とつながる、ということにフォーカスしてみて下さい。決して、技術力ーテクニックという側面だけではありません。
あなたの直感力が飛躍的に伸び、チャネリングにも自信が持てるようになる鍵はここにあります。