ボイジャータロットーTrustー信頼~あなたが信頼するもの

ボイジャータロットNo,6「Lovers」/ Six of Wands-Trust-信頼

Voyager Tarot-No6-Lovers 恋人たち

Loversは「恋人たち」という
タイトルですが
恋愛だけを指しているのではなく、根本の意味は「統合意識」です。
男女/昼と夜/太陽と月…
相反する要素で「1個」が完成する、という世界観。
その「統合」の要素を創る「Wandー魂、火のエネルギー」が「信頼」であるー

Voyager Tarot-Trust 信頼


カードの絵柄には、さまざまな「信頼」が描かれています。
仲間だったり、ペット / 結婚 / 家族 / ビジネスパートナー…など、「信頼の証」として握手やハグなどで表現されています。あるいは、画像では見えにくいですが、高い建物やゴールデンゲートブリッジが登場しており、これらも私たちが持つ1つの信頼…
高い建物が、いつ崩れるとも限らない / 渡っている橋が、いつ崩れるとも限らない…のですが、普段私たちは、なにも考えずにーまさか崩れるなんてことはありえないーという圧倒的な「信頼」をベースに、毎日毎日を過ごしている…
これらの「信頼」というエネルギーがあってこそ成り立つ「統合意識」です。 



 

悲しい感情

さて、あなたが「信頼していること、もの」はどんなことでしょうか?
家族や友人、同僚…身近な人が思い浮かんだり、あるいはそう言われてみると、電車が定時に到着すること / お気に入りの商品がいつものスーパーにあること / スマホがサクサク快適に使えているコト…いろいろな”不確定”なことを、不確定ながらも「信頼」「信用」して、そのつもりで動いているんだな…と、気がつかれたりしたでしょうか?

 
改めて見てみると
自分の周りには「不確定」な要素ばかりですし、自分の周りの人々へも…私たちはついつい「期待」をしてしまいがち、なのですよね。。

Voyager Tarot-Sorrow 悲しみ

Loversに関連する感情のカードは「Sorrowー悲しみ」です。
そもそも
「統合」という相反する要素が1つになる意識、ですから、そこには葛藤が生まれたり、なかなか思い通りにはいかない、といった「悲しみ」が出てきます。

なかなか思い通り、想定内ということばかりではない…
自分ではなく、「相手の」ことであっても
てっきりそうだと思っていた / 前はそうだったじゃない??、と自然と決めてしまいがち。しかし相手は相手なりのペースで変化をしていますから、以前とは異なることも普通に起こるー

さらに
相手だけではなく、「自分自身」の場合ではどうでしょうか?
自分自身、前とは変わっていませんか?できると思っていたけれど、いや以前はできたのだけれど、今はもう違うー何かの技能ということだけではなく、身体の健康状態だって、肌質だって、好みだって、どんどん変化をしていくものです。そういった、変化も含めて「自分」であり、イコールで「統合」ということになるのですがーそこに葛藤が生まれたり、ということはありませんか?
自分に、周りに、こんなはずじゃなかった!と、裏切られたような気持ちになりますか? 悲しく、失望していませんか?

 
 

あなたが信頼しているものは?

それでも「信頼」する。信じている。
どんなに期待通りにならなくても、裏切られても、それでもまた信じる。
それは、他でもない「自分自身を」です。いわゆる「信心(しんじん)」という、神様を信じるといった感じに似ています。ただ神様仏様といった宗教的な意味合いだけではなく、
全てはつながっている、一体であるという「宇宙を信じる」=「自分を信じる」に近い感覚でしょうか?
 

そうやって悲しみ、失望しながらも経験し、体感して、身体で「統合」を身につけていく。
いつしか、「信じる」という言葉の意味を通り越し、それが「あたりまえ」になっていった時にこそ、それが真なる「統合への到達」になるのでしょう。
 

全ては起こるべくして起きているし、全てはつながり「一なる意識」という統合点へと向かっているーだからこそ生まれる「自分を信じる」という信頼の感覚を、魂やスピリットといった見えない世界のエネルギーたちとの共同作業で、身につけていきたいですね。
この信頼の安心感は、あらゆる不安、恐怖から脱出できる、最も強力なエネルギーです。
あなたは、自分を「信頼」していますか?