タロットカードの逆位置

タロットカードにはいくつかの種類があり、オラクルカードも含めれば相当な数があります。
仕事にされていなくても、趣味でいくつか持っている、という方も多いのではないでしょうか? 


カードには、それぞれに作者の意図する基本的な「意味」があり、それを基に応用して読んでいく、というのが通常パターンです。
ちなみに、オラクルカードは「神託」という神からの言葉・お告げ的な意味合いを持つカードで、その神託ー言葉とミニメッセージがカード自体に書かれています。既にメッセージが書かれているので、初めての方でも使いやすく、反面、電話占い会社などによってはオラクルカードは占術とみなさない、としているところもあったりします。← シンプルに、カードに書いてあるから。 
    


 
誕生してから100年以上が経ち、タロットカードの基本とも言われているのが「ライダー版タロット」と言われるもの。
マルセイユ版タロットの方が歴史は古いのですが、小アルカナという数札全てに絵柄が入ったものは、このライダー版が初のようです。ライダー版タロットと同じ絵柄でも、デザインの違いや販売元(国)により、呼び名はさまざまです。

この基本的なタロットカードにはいくつかの決まりがあります。
カードのシャッフルの仕方、カードの引き方、レイアウト、そして「逆位置」という、カードがまっすぐ出たのか、逆さまに出てきたのかで読み方が異なる、という読み方について、など。
 
 


 
対して 
ライダー版タロットから派生して、「トートタロット」が誕生し、トートタロットをベースに、現代版タロットとしてアレンジされた比較的新しいタロットが、「ボイジャータロット」です。 

ボイジャータロットでは
「今までのしきたりを無くす」という要素が強く、決まりごとが全くありません。作者のジェームス博士は今でもご健在で、←めちゃめちゃ元気でいつもハイテンション!、私も講座を受けたことがありますが、「好きなように」「自由にどうぞ」というスタンスです。 

 

Voyager Tarot-Magician

シンボルがいくつか合わさった
コラージュのボイジャータロットに対し、
ライダー版タロットは
手書きの「絵」で出来ており、
そのなかにたくさんの、読み取れるアイテムが描かれています。

THE MAGICIAN.

 


 
さて、この「逆位置」で読むという方法。
私はどう採用するのか、当初結構悩みました。
ーー逆位置、という読み方が設定されているのなら、そこには意味がある
そのニュアンスを汲み取るのが、カードからのストレートな答え
ーー逆位置、となった時点で「逆」の要素があることが分かってしまう
逆だから、という視点で読んだらそれこそが枠になってしまい、カードの意味が伝わらない

 
タロットカードを使われている方、あなたはどのように思いますか? 実際、逆位置を取る人も取らない人も、レイアウトによっては取る場合と取らない場合と、人により使い方 / 読み方はさまざまです。 

 


 
結局私が採用しているのは
「その時によって」
という、テキトーのいい加減ではなく、ちょうど良い意味での「いい加減」にしています。(アクセントの違いをどうぞ読み取って頂きたく…)基本は逆位置を取りませんが、取ろうかな、と決める時もある・・・引き方も自由に引くのか 、7枚目なのか / ジャンピングカードは採用するのか、しないのか / シャッフルはしたいと感じた時にする…など、逆位置にだけではなく、全体的に「いい加減」で落ち着きました。その時の、自分の感覚を重視しながら読んでいます。

 

タロットカードは、1枚引きやワンオラクルと言われる、毎日「今日の1枚」としてカードを引いたり、どちらにしようかと、迷った時などにもA or Bで引いてみる、といったように、専業としなくても、気軽に取り入れている人も多いです。

いずれのカードも、絵柄を見ているだけで潜在意識が刺激され、直感力が鍛えられると言われています。
決まりはあったりするものの、自分が心地よく手にできることが一番です。
話かけるように、毎日の中にタロットを気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか?