ことスピリチュアルの世界では「手放すこと」が強く謳われます。タロットカードの大アルカナ12番は「Hanged Man-吊られた男(吊るされた男)」であり、「手放す/委ねる」の象徴ともいえる構図。
ご参考)Hanged Manに関する解釈はこちらから ↓
なので、馴染みもあり、頭ではよくわかる、という事柄ですが。
それを「実践できる」ということとは違うのかもしれません。本来の意味での「手放す」とは?ーその中身を深堀してみます。
なにを手放すのか
なにを手放すのかー手放すことは「執着心」です。「絶対に」「どうしても」という想いを離す。対して、引き寄せの法則や予祝などでは「もう叶った」という設定になっているため、このあたりの執着度合いの違いは難しいものですね。(後述ー最終項目を参照ください)
ここでは「Hanged Man」的に、もう宇宙に委ねるという、握りしめた手をほどく、という意識が必要です。宇宙に任せよう、もう手を離そうーとなるのですが、ここでも私たちは”期待”をしてしまうものー「手放したんだから、大丈夫でしょ?」といったさらなる期待が秘かに漂う…
この辺りは程度、というところで線引きは難しいのですが、「期待や希望があってこそのヒト」というところもあるのではないか…と個人的には思います。
願いごとが叶う
手放したんだから大丈夫でしょ?、というのは、いわば「手放すことを得る」というようなややこしい表現になるのですが、そう”思って”しまうこと、それが語られることは、それが1つの「事実」だからでしょう。スピリチュアルで謳われる「願いごとが叶う」ということが非常に起こりやすくなるー引き寄せの法則で語られる通りです。
これは
「執着心」というような絶対的な想いは、いわゆる「念」であり、エネルギー波動としてはかなり重いもの。その波動から外れていくことで、好循環が周りやすくなる、新しいエネルギーが入り込むスペースがようやく生まれてくる…ということが、見えない世界では起こっているからです。
「手放すほどに満ちてくる」という不思議な現象は、多くの人が体験することができる事柄なのではないでしょうか。
タイミングは宇宙が決める
手放す、執着心を離すことで「願いごとが叶いだす」という反面、基本に立ち返るならば「宇宙に任せて、委ねる」という大きな視点がありますから、「未来になにが起こるのか」を手放すということも含まれます。未来になにが起こるのかーこれは、願いごとが叶う/叶わないということだけではなく、自分の身にどんなことが起こるのか、その出来事自体を私たちは選択することができません。
あれは体験したくない、こんなことをやってみたいー希望はあれど、それらをコントロールすることは不可能です。願いごとを叶えるための手放し、という側面だけでは…なさそうです。
なので
「想定外」なことが日々起こる、起こりまくるのが日常ー「なんで”今”?」「もう少し早かったら…」「このタイミングって…どうなのよ」といったような「タイミングの悪さ」を感じることも多いのではないでしょうか。
~ヒトは変えられないけれど、ジブンは変えられるージブンを変えれば世界は変わる~
のは事実ですが、こういったタイミングの悪さが重なるような場合には、自分一人では(今すぐには)どうにもならないというような、連鎖的なつながりを持つことも多い。
これらのタイミングは「宇宙」(神なり、大いなる存在なり、ご自身でしっくりくる言葉、イメージを当てはめてみて下さい)が決めているものであり、「手放す」という言葉の真意はここにある、と言えます。
タイミングとは、不思議なもので
自分の眼の前に広がる事実、だけではなく、ワンネス視点の大局からすれば、すべては「点上につながり、いつしか線になる」というつながりを持っていたり、自分が誰かに助けられて難を逃れることができた/できるように、今は誰かのためのクッションとなる時、ということもある。到底数パーセントしか稼働していない顕在意識では認識できるはずもありませんが、「すべては線上につながる通過点」という巨大なワンの中の一端という景色があります。
人事を尽くして天命を待つ
なにが起こるのか、それは宇宙に委ねて、手を離す。って、じゃあなんでもいいの? どうでもいいの?まぁ…なるようにしかならないしね ➠ と、そう「意図」するならば、ソウイウフウにしかなりません。
本来の「未来の結果を手放す」とは「人事を尽くして」ー人事は尽くします。
人事を尽くしたのなら、もうあとは宇宙に委ねて、天に委ねて、宇宙の流れに乗り、宇宙と共に生きる。
この「人事」の中に、顕在意識の思考、欲だけではなく「魂テーマ」も織り込んでいることも重要です。魂テーマを真に理解することは、大宇宙に対して「小宇宙」として、既に一体感を感じ共に生きているという、最も自然で理想的な生き方です。
人事を尽くして天命を待つ
そういった手放しができるのであれば、引き寄せの法則や予祝をがんばらずとも、タイミングの悪さが勃発しても、自分たちを信頼し、多幸と共に「人事を尽くす」ー未来につながる ”今” を生きることができるようになります。


