魂の年令

私たちの魂は「輪廻転生」している、ということを基本に考えた時、自分の魂の年令は何才くらいなのか?、と気になってきたりしませんか?
残念ながら、正確に何才で、今どの段階にいて、というのを詳しく知ることはできません。
地球人には管轄外(?)、基本的には過去の記憶を忘れ、今世の体験を楽しむ今ココに、が人生です。

とはいえ
出生図と言われるホロスコープを見ることで、確実な年令はわからないにせよ「あぁこんな感じ」という今世での魂の目的ー魂の年令(霊格)が見えてくるものです。

チャレンジャーな魂

必ずということではありませんが、比較的若い魂の場合は「チャレンジャー」的傾向があるようです。

https://freehorocharts.comより作成

いろいろな読み取り方はありますが
例えば ← こんな感じとか。
 
これは、ヘリオセントリックチャートという、「太陽を中心に見た惑星の位置」がでています。
通常、私たちが目にするホロスコープと少し違い
惑星のみの位置関係、なので盤面がスッキリしていますよね。(サインを伴っているチャートもあります)

惑星同志の角度によって、どんな魂?の部分を読み解きます

こちらのホロスコープチャートの場合、「内惑星ー水星・金星・地球・火星」ーここで個人の能力や才能を磨くわけですが、特徴のある角度をあまり持ちません。
そして「外惑星ー木星・土星・天王星・海王星・冥王星」ーこれらが達成して欲しい目的へと通ずるのですが、あまりサポートがない様子…特に「神の領域」とも言われる「天王星・海王星・冥王星」も目立った角度がない…

 
つまり、こういった場合は「ゼロスタート」なイメージです。
大きなマイナスもなければ、大きなバックアップもない
まさに人間だけが持つ「創造力」を試されている人生ー本人の気づきと頑張り次第で大きな業績を残す方も多い。自分で切り開いて、能力を開花させてゆくーという感じでしょうか。
 
 
実際、上記のホロスコープは、聞けば「天は二物も三物も四物も与えてしまった!」と多くの方が納得するほどのめちゃめちゃうらやましい限りの人生を送っている方のモノです。
あれほどのことを成す人の魂は、実は若かった、というのはなかなか不思議な感じがします。
 
 
 
 

人生満喫の魂

https://freehorocharts.comより作成

続いてはこちら
人生満喫感あふれる感じがします。

魂年令で言うと「中間」的イメージです。
ちょっとひと休み、という感じで
苦労無くしていろいろいろいろと達成できてしまうような感じが出ています。
内惑星、外惑星ともにバランスもとれている。

しばし休憩の魂、という感じーなので人生を満喫する体験だけでも良いのですが、ヘリオセントリックチャートでは表示されない「ドラゴンヘッド」ー今世の課題として読まれる部分ですが、これが「いて座」に位置しています。
何でもある程度できてしまうけれども、そこから何かを掘り下げ極める、ということができると、今世の体験は大満足、という感じになりそうです。
「すぐに飽きちゃうから」と、1つに打ち込めない性格もホロスコープに出ています。
 
 
 
 

ベテランの魂

https://freehorocharts.comより作成

こちらは、魂的に年令の高いバージョンです。
いろいろなチャレンジを繰り返し、もう自分で
できることが多くなった、
ちょっと休憩もしてリフレッシュしたし、
ということで
次は「マイナスからのスタート」です。

どんなマイナスか、は人それぞれですが
例えば、スタート地点ですでにマイナスという、幼少期の環境や、身体的なハンデなどがあげられます。

そのつらい環境を体験することだけでも素晴らしいーベテランでなければできない域です。さらに、それを乗り越えることが今世の目的ですので、例えば幼少期に愛のない家庭で育ち、苦しんだがそれを乗り越えて「愛を伝える人になる」という感じだったり。

 
既にマイナスな部分を持っていますが、こういったベテランの方たちは宇宙の声をしっかりと地上で実現してゆくことが求められていますのでーすでに個人能力の開発は達成している方たちー、外惑星からの援助がとても大きいというのもポイントです。
 
 
星の動きを知ってか知らずか、「あぁそうだったんだ」と今までの辛さを手放せた時、星の、宇宙の動きにストン、とはまり、結構あとは自動的です。
自分がなりたい、と願った道へのために必要なコトが自動で起こってくれる、というのは、誰にでも当てはまることではあるものの、この「マイナススタートゆえのプラスの援助」とでもいうのでしょうか、
 
手放せば手放すほどに、どんどん勝手に道が開かれる、というような”自動さ”がみられます。
逆説ですが、「手放す」という感覚を養えること自体が ”ベテランの魂だから”ということでもあります。
 
 
 
 

魂は公平

チャレンジャーが良かった、ゆったり人生満喫タイプが良かった、ベテランの魂って良いよね、とその時々で私たちは違った自分を願うかもしれません。

しかし「魂は公平」
誰でも、同じような成長の段階を上ります
ただ、自動的に小学1年生から2年生に上がる、という感じではありませんので
「どのように、何を体験して学んできたのか」
で、時間の長さは人それぞれです。
 
 
チャレンジャーの魂が、大してチャレンジせずに終わればもう1回チャレンジは続きますし、
人生満喫だけで終われば、きっと魂の成長としてはノーカウントになる。
ベテランの魂も、そのマイナススタートがきつくそこから抜け出せなければ、もう一度乗り越えるための同じようなマイナスを来世以降に抱えることになるでしょう。

 
「魂のクセ」とでもいうような、みんな必ず同じ過程を通り過ぎるのに、「この才能を使いがち」「この資質が強い」という個体差はあるようですが、自分の魂が体験しない、学ばないエリアはありません。
だとすれば、隣の誰かをいいな、とうらやむのではなく、
いえ、うらやんだとしても、「自分は自分」ーこの身体でこの心でこの魂で、今世を自分なりに創造していきましょう。それが、一番充実感を感じられる道でもあります。
あなたなりの人生の基盤を、ホロスコープから読み取ってみて下さい。