タロットカードでは、大アルカナ17番から「宇宙意識」が登場します。星・月・太陽、そして最終の手前、20番では「Judgement.ー審判」となり、ボイジャータロットでは「Time-Spaceー時間・空間」。これらは包括されている意味が壮大であり、逆にどうリーディングして良いのか…と迷うことも多いのではないでしょうか?
カードの意味は分かっても、この質問に対してどう「解釈するのか」がわからない、ということもありますね。今回は、基本的なカードの意味に加え、Time-Spaceの持つ1つの側面ー時空間とのつながり、の方法の1つを解説しています。
ご自身の「時間・空間」を旅する際の参考にされてみて下さい。
時間・空間の基本解釈

彫像として大きく描かれているのが「ジペトテクの神様」ー神なのですが、生贄にされたとする「人間の皮」を被っている、とされ、その「審判」を待っているところーハンドルを手にしてはいるものの、基本的にはどう動いてよいのかも、正直今はわからない…
タロットカード20番のような「最後の審判」を待つ、という感じでしょうか。
時間・空間を超え、ある時は太陽、ある時は月の満ち欠けが光るー今はどのサイクルにいるのでしょうか。時空を自由に旅する鳥たち、広大な宇宙を旅する宇宙探索船、静かにたたずむ瞑想者も、意識の上ではどことでもつながることができる。
あなたが「意図」してつながりたい、見たい世界はどこでしょうか?
ネガティブな側面
Time-Spaceのカードのネガティブな側面は、何といっても「カルマを引き継いでいること」。今までに、ということもあれば、過去世から脈々と続いている、ということもあります。自分では知らずして、ということがほとんどなので、「気づく」という意味でもお知らせとして登場するカードです。
「○○しがち、ということはなにかありますか?」
「よく使うワードは、どんなものがあるでしょうか?」
すると、「○○なんで」というような決めつけ、価値判断をされている事柄が見えてきたりもします。その判断、今も必要なことなのかどうかー今一度、ここで確認をしてみる良い機会です。
ジペトテクの神様のように、「皮」を被っている(ことにも気づいていない)だけで、その中身にあるのが、本来の自分らしさなのかもしれません。
ポジティブな側面
「自在」というのが、何といってもポジティブな側面です。「自分次第」というのでしょうか、意識を拡大させれば、時空間に関係なく、見たい世界を見て、体験することができます。
カルマ的象徴として、ジペトテクの神様は捉えられますが、実は「六分儀」という、位置を特定すれば、どこへでも行ける「ツール」を持っています。知らない、わからない、のは、その「使い方」ーいわば、エネルギーの使い方だけなのであって、「持っていない」「できない」ということとは違うようです。
霊性界には、地球での「過去ー現在ー未来」という、時間の方向性もありません。過去も未来も同時進行で起こっています。過去も、未来も自分次第で創造することができるー「現実世界」からは、想像のつかなかった新しいアイディアがどんどん飛び出すような、新しいフェーズをスタートさせることができます。
タロットカードの「(最後の)審判」同様、再起ー道は必ずあるのだから、ともう一度立ち上がる強さをくれる1枚でもあります。今までの「普通」には縛られずに、”自由に” 可能性のための選択をされて下さい。
時空間を旅する際に、必要なこと
ネガティブ要素である「カルマ」を深堀する時だったり、ポジティブ要素として、これからという視点を見出したい時。いずれにしても、見えない霊性界へとアクセスする時に、大切なのが「グラウンディング」です。
レイキのクラスを受講された場合でも、必ず出てくるワード。いわゆる「地に足をつけて」ということで、現実世界から離れることなく、上(天)とつながる、ということからです。霊性界のエネルギーばかりに慣れてしまうと、ついお花畑要素がさく裂してしまうことにもなる。
反対に、あまりよろしくないエネルギー体たちとつながってしまうことにも。(霊性界のナンパという感じ?!)大地のエネルギーをしっかりと自分の中に取り込んでおく、これはプロテクト要素としても、とても大事な側面です。
発展したグラウンディング
興味深い視点でいえば、「他時空にいるー過去なのか、未来なのかーの自分とコンタクトを取り、お互いに協力し合う」ということもできたりします。・・・というか、この「Time-Space」感覚を、周波数的に取り入れている人は、既にチャネリングとしてつながっているでしょう。(リーディングやメッセージを下ろすことだけではありません)
そこで、超難解迷路なアカシックの世界で迷わないために、今までは「地に足をつけて(グラウンディング)」リーディング、コンタクトをしていたのですが、グラウンディングが発展すると

基準が「アカシックの世界」になる
つまり「上」が基点となり、地上にいるヒトの方が、そこに合わせて動くようになっていく、というパターンです。すると、グラウンディングの性質がしばし異なり、「地に足」というよりは、その代わりとなるのが「アンカー」という中心点です。
この「アンカー」は、霊性界(宇宙)と地球人である自分との接点です。中心点を以て、どの情報が必要なのか、どの世界を垣間見るのか、”アカシックが見せてくれた情報に”焦点を合わせる。そして、それを地上で活かし、体験し、その情報をまた天に返す…
トーラス循環(トロイド循環)がどんどん形成されていくようになります。
お決まりの逆説ですが、「今、ココ」という現実に縛られない発想を持つことで、逆に「今、ココ」を力強く生き、踏み出すということにもつながるものです。それは「Time-Space」のように、時間・空間を自由に、自在に動ける能力ー自分の中にある「霊性意識」を開花することで、誰でもその世界を体験することができます。