確実にそうだとわかっているならいいんだけれど。
どうしようかな…本当に大丈夫かな… と、日々脳内会議を繰り返す私たち。
相対的に、という比較で言えば、100円ショップの商品は「とりあえず買っておこう」もアリだけれど、一般的には
「とりあえず結婚しておこう」
「まずは転職してみるか」
「それどこ?よくわかんないけど、まぁ引っ越すわ」
といったことは、なかなかなさそう。(そういう方もいるかと思いますが…)
結婚したら、転職したら、引越をしたら、今より「良くなる」って確証はあるの?本当に大丈夫??ー不安や疑いの気持ちの方が大きくて、動けないーあなたにも、当てはまるところがあるのではないでしょうか?
その本音
どうなるか、その先がわからないのに進めないー
それは言い換えると「失敗したくない」ということ。
それは、そう
100円ショップの商品なら、すぐ壊れても、自分の持ち物とはサイズ違いでも、「まぁ、しょうがないか」という諦めはつきやすい、もの。
そういった、失敗してもさほどのダメージではないこともあれば、大きな買い物や自分にとっての一大事的に、オオゴトになればなるほど、「後戻りはできぬ」と思うから『確証がなければ動けません』
その通りですよね。「失敗」ー想定外の状況、痛い出来事はできるだけ避けたいものです。
・・・チャレンジに、なにかと制限がかかりやすくなるミドルエイジだけではなく、若者たちも「先がどうなるかわからぬ」「確証がない」ということでの二の足が多い、という記事を読んだことがあります。いつの時代も、万人共通の悩み、関心事と言えそうです。
そうは言っても
たとえば「結婚にチャレンジ」という言葉からは、すごいチャレンジャーぶりだなとイメージするわけで、ただ単に無鉄砲に飛び出せばいい、ということでもないのですが。
どんなに調べても、調べても、リスクマネジメントに明け暮れても、未来の結果はやっぱり誰にもわからないー来年のクリスマスは晴れかな? ホワイトクリスマスで雪が降るの? と聞かれても、確率は出せても、確定はできないー未来の結果とは ”そういったもの” です。
そして
「ネガティブ体験」も全てに対して織り込み済、というのも事実。すべてはコインのウラとオモテなので、自分にとっての「ポジティブ」=成功もあれば、自分にとっての「ネガティブ」=失敗もある。
だから
絶対に失敗したくない!に執着してしまうと、「物事の反面しか見ないようにするにはどうしたらいいだろう?」というかなり難解で、なかなかに不可能な質問を持ってしまっている、ということにもなります。
聞く耳を持たない
考えます・・・
どうすればいいだろうか? という、その解決策を探しているのは事実でー「顕在意識」での事実ーどんなにいろいろな情報が入ってきても、いろいろなことを具体的に提案されても、全然気持ちが動かない。
「うーーーん… 考えます…」
で、いつもいつも終わってしまう。ちなみに、そういった時には「考える」という「思考」には解決策はないのですが、なにを、どれをとってもしっくりこないし。まぁ「考えよう」ーそしたら、他になにか出てくるかもしれないし・・・を繰り返しているパターンがあります。
「絶対!!」という確証があれば踏み出せる、というところなのですが…そういった確証はないし、だからなにを知っても、聞いても、全然耳には入ってこないのですよね。
なんとかなるでしょ
対して、同じく全然聞く耳を持っていないパターンなのですが、全く相反する場合ー
なにを聞いても「まぁなんとかなるでしょ?」と、自分の思考を1ミリも変化させない、ぶっちぎりのパターンもあります。
往々にして、恋愛に関することが題材になります。今の状態だと、その選択だと、という現状を踏まえた、見える限りの未来の情報を伝えてもーーー「なんとかなるでしょ?」で落ち着いてしまう。
この場合
確証がないのは同じなのですが、なぜ一方は「動けず」、もう一方は逆に微動だに揺れず「動きを止めない」のかーこの差は、なんなのでしょうか??
この差は「情熱」です。
(+外向的 / 内向的という生まれ持った資質も関係してきます)
自分を極める
確証がなければ進めないーそれは当然のことで、迷い、悩むこと、それらは普通にみなが体験していることであり、それ自体はなんら問題ないことです。
「問題」というと、ちょっと表現が大げさにもなるのですが、確証があっても無くても、でもやりたい!という自分の「コレ」に出会えていないことのほうが、いささか問題なのかもしれません。あなたは、絶体的な「好き」「コレ」を持てているでしょうか?
動きたい、けれど、でもどうしよう、どうしよう…で止まってしまい、いつもそのハザマにいるのは、見方を変えればそこまでの「情熱」という熱量が自分にないから、ということもあります。
聞く耳持たずのぶっちぎりも微妙ではあるのですが、確証がなくても、わからなくても、でもやってみたいという情熱が勝れば、ヒトは勝手に動き出します。
スピリチュアルに限らず、「答えは自分の中にある」という言葉はよく使われますが、その通りー悩みの渦中で、この言葉を聞くと「わからないから悩んでいるんだっ」とプチッとなるところなのですが
むしろ答えは自分の中にしかありません。
灯台下暗しで、自分で今はそれに気づいていない、という状態。だから、顕在意識だけではなく、潜在意識も、魂の想いも、見えない自分も含んで全部の自分を知ろう、という意識を持つことがとっても大切です。
自分を知る、極めることで、未来の結果は同じようにわからなくても、心に余裕をもって進むという選択ができるようになります。確証が持てないのは、みな同じことなのですから。
注意事項-1
好きなこと、「コレ」なるものを探す、となった時に、当たり前ですが普通に自分の周りを見渡すとー誰かの持つ「キラキラ」につい気を取られてしまい、自分との比較が始まります。
自分の「好き」なこととは、得意なこととはなんだろう? をみつめるのは「自分の中ー内側」をゆっくり眺めてみる、という今までとは違った意識を持つことにトライしてみて下さい。あの人と、私の○○…という比較は必要ありません。
注意事項-2
好きなことを探すのですから、これまた当たり前に「ワクワク」「ドキドキ」なことを優先的に、どんなことが「楽しいかな」という視点になるのですがー
ワクワク / 楽しい、を基準にしてしまうと「失敗したくない」というー振出しに戻ります。好きなことは「ワクワク」を伴いますが、全てはコインのウラとオモテーだから「楽しい」こと”だけ”では、本来ありません。
まずは「ワクワク」な ”感情” から探さない方が良いかもしれません。好きなことには理由がないので、ついいつも手を伸ばしていること、選択していること、の中に「圧倒的な好き」が紛れているかもしれません。
新年の始まりに向けて、ちょうど区切りを設けたり、誓いを立てるには良い時期ですね。ぜひ、自分を振り返り、自分のための選択をー確証がなくても、力強く歩き出すその1歩を応援します☆