スピリチュアルや自己啓発でも大きく謳われることとして、「現実創造」「なりたい自分に」「ありたい世界は自分で創る」ということがあります。
当然ながら「観る」という確固たる「意志/意図」がなければ、形として見える/遺せる「現実化」はムズカシイ…のだから、すべては「自分次第」という言葉で語れます、が。
だから「いつでも」自分の想い通り、ということとは違う、とは当方がいつもお伝えしていること。「自分次第」とは、「希望」でもあり、またある時は「プレッシャー」にもなりますね。
今回は、それらを「輪」「マトリョーシカ」をイメージしつつで深堀しています。
タロットカードから見る「輪」

言葉としてはお馴染みの「輪」という概念。
タロットカードの大アルカナ10番は、「運命の輪」とされ、大抵のカードには「輪」が描かれており、イメージもしやすいでしょう。
なにを言わんとしているのかも、なんとなくわかるというところではないでしょうか。
1つの解釈としては、自然と「UP/DOWN」する動きを

自らの意志で「グイィ!」と回してしまうーこれぞ「現実創造」という直進的なエネルギーと言えます。
あるいは
ボイジャータロットでも色濃く語られるのは「ちょっとギャンブラーチック」なカード。“Fortune” がでたならトライすべし!という力強さが優先ですが、「成功が約束されている」とは限りません。(カード下部中央に小さく落下する飛行機がポツリと描かれています)「のるかそるか…えぇいやってしまえ!」という1歩を踏み出す集中型の時、と言えそうです。
・・・と、「現実創造」には“自力感”が、という側面がフォーカスされましたが、それだけ…ではありません。もう少し「輪」の中身を詳しく見てみましょう。
「輪」の概念
先にお伝えしたように、運命の輪は「自分の意志で回す」という力技もありますが、「成功するとは限らない」もあり、さらには『自然と』UP/DOWNするものです、ということ。これが非常に大事な「輪」の概念です。
登りも
下りも、ある
それがグルグルと回っているーそれが宇宙であり、世界であり、その縮小図でもある私たち人生そのものも同じ構造です。
日本は「四季」が豊かな国なので、季節をイメージするとわかりやすいかもしれません。
- 春ー種をまき
- 夏ー一生懸命育て
- 秋ー収穫し
- 冬ー次に備える
これらは全て1つの「輪」を回っており、すべてが必要な時間、期間です。
ところが
スピリチュアルで私たちがつい勘違いしてしまうのは
- 種をまいたらー終了(その気、で終わる)
- 育てすぎるー終わりが見えない(疲弊)
- 収穫?ー減点法になり、ちっとも満足できない
- 休息ー怠けている、なにもしていない、と思ってしまう
それぞれに対し、それぞれの「輪」が巡っていることが意識できれば、「その時期か」と思えば、踏ん張りも、一旦停止も、振り返りも…心の余裕も生まれてきそう、ではないでしょうか。
ある一定の事柄を取り上げては
「あの人は得ているのに」
「みんなは得ているのに」
「自分だけはなかなかできない」
そう不条理に見えた時も、「まだ自分のターンではないのかな…」と思えれば、カリカリモヤモヤも薄くなるー
そんな風に手を離すと、「なにを優先するのか」という方向転換ができるアイディアも、同じくして湧いてくるから不思議です。
それは
タロットカードでは「1つの輪」が描かれていますが、私たちの現実には「多層の輪」ーいくつもの輪が、同時に存在しているから。自分自身/人間関係/仕事…など、複数の『輪』が重なり合って動いています。これらを、今回は『マトリョーシカの法則』と(勝手に)名付けています。
マトリョーシカな人生劇場
季節であれば、天文学的にも時間が明確ー最近は「春/秋」が短くなりすぎる!という悲しさはあれど、「季節が(時間が)回っている」は理解しやすいでしょう。
反面
自分の事柄ー家族/職場/あれやこれやの人間関係、仕事…それぞれは一体今どんなサイクルなのか、(見えないゆえ)非常にわかりずらい。
冒頭で出てきたような「自分のパワーで輪を回す!」という1歩踏み出す時も必要でしょうしー短距離走的。
長距離走なら、最初から飛ばしてはいけないー力を温存させる時も必要。
とはいえ、今じゃないんだ、まだターンじゃないのよ、ばかりではチャンスを逃してしまうかもしれない。
だから
これらの「輪」を「マトリョーシカ構造」なのだとイメージしてみるとどうでしょうか?
マトリョーシカ~入れ子構造のお人形のように
大きい中に、一周りひと周り小さいお人形ー自分が入っているようなもの。
あるマトリョーシカは「今休息中」
あるマトリョーシカは「種まきの下準備期間」
あるマトリョーシカは「ちょっとグイグイ前に出る時」
(例えば、仕事は「冬」でも、プライベートは「夏(萌え)」だったりするような感じです)
人は「成果」が眼に見えないと「ない」ということに執着してしまい、「やる気スイッチ」全体がプッツリ切れがちに。すると、ちゃんとできているーあるということにも気づかず、ない、できない、ムリ…というネガティブ感が増強し、ハマってしまったりもあります。ですが、「マトリョーシカの法則」が適用されていたら…全体切れ、燃え尽き、ということにはなりません。
改めて、自分の内側を整理してみるーマトリョーシカちゃんを分けることー、そして「輪」というしっかり無駄なく巡るエネルギーを意識すること。
日々の生活の中に落とし込めるようになると、(今どのマトリョーシカがどの季節にいるか整理できると)、焦ることも、気負うことも、落胆することもグッと少なくなり、自分を自然体で生きるということへと近づきます。

