欠乏感とIntention

自分の意志で選ぶことのできない、持って生まれた資質、特性、そして才能。
音楽家の / スポーツ選手の両親から、引き継いだサラブレッド的なたぐいまれなる資質、といった例は、自他ともに非常にわかりやすいと共に、いわゆるキラキラ☆な才能、としてあこがれの的。

資質や才能は、そういったわかりやすいパターンもあれば
「”足りない”から-意識が向く」という、「欠乏」していることがトリガーとなり開花する、というサバイバルな展開を持つ魂たちもいます。
今回は、そういった欠乏から見え隠れする魂テーマについてを書いています。

人間は、もともと「足りない」というマイナスな何かを優先的にみつけてしまう。だからこそ「灯台下暗し」として、自分自身は見えず、眼に映る「誰か」「なにか」という、自分には「ナイ」という部分を、自然と探してしまいがちです。

Voyager Tarot-Four of Cups.-Anger

その、マイナスな何かを克服しようという強い意志、いわば「ナニクソ!」という躍動感に変えて逆転していく、というテーマ / 資質もあります。
ボイジャータロットの大アルカナ4番は「皇帝」
皇帝の感情のカードは「Angerー怒り」です。
皇帝はいつも怒っている、というわけではもちろんなく、皇帝はいわば「戦い」という強い側面も持ち合わせており、その原動力となるのは「健全な」怒りです。

坂本龍馬氏しかり、これではいかん!と、手を挙げて大きく改革を成し遂げるような魂は、そのネガティブさをバネに飛躍を遂げる、皇帝さながらの強いエネルギーを持っています。

これは「健全な」怒りという、なんともあいまいな表現ではあるのですが、その「ナニクソ」に引っ張られ過ぎると、いつしか執着心を生み、殻に閉じこもり、負を抱え込みすぎることにもつながります。
 

人生経験と共に、後述するような「セカンドステップ」が必要となってくるでしょう。 
 
 
 

爆走する皇帝さながらの強いエネルギーとは裏腹に、同じマイナス要素を持っていても、「前」ではなく「後ろ」にどんどん下がるー果てしなく「後退」する、というテーマ / 資質もあります。
 
 
周りと比べて、なんで自分だけが??という疑問が先立ち、Dワードーだって / でも / どうせ、が増えていく。だって、そうはいっても、どうせ○○じゃない?、どうせ自分は不幸だし…
そもそもマイナスという「負」の環境が眼の前には広がっているわけですから、「自分は不幸だ」と思うのは自然なことです。悲しみ、苦しい時に「大丈夫だよ」といったような、あいまいな言葉は「他人事」的にしか感じられない、のかもしれません。 
 
 
少しでも、自分にとっての「♀金星ーなによりも楽しい、幸せ感の持てる事柄、空間」に出会い、その価値観を取り入れていく、という見方が必要になってくるでしょう。 


 

魂テーマや資質によって、前に突進するのか、後ろに下がり続けるのか、という両極端な展開になります。
とはいえ
いずれにしても必要となるのは「セカンドステップ」ーそれだけでは終わらずに、ではそこからなにを学び / 活かし「これからは」どうある / どうするのか?
 
最初から十分に足りていては、人は「考える」という「視点」すら持ちません。あたりまえだからです。つらい体験ではあるものの、必ずやそこには「メリット」が存在します。
それは、いつしか「点」が「線」になるように、「あぁ、あの体験があったから…」と、成長の一幕だったことに気づきます。気づけば変わることができるーあなたの資質を活かした今世を、ぜひ楽しんでほしいと願います。 
 
 

アカシックレコードカードでも登場する「Intention」
出したものが返ってくる、のだから、では「なにを思って」「どう行動するのか」ということが大切です。
量子力学的に言っても「観る」ということをしないと、エネルギーとしては存在しても、現実化として形にならない。
だから、願望達成には「具体性」が必要で、目的がほわんとあいまいだと、そもそも達成しえないーなにを「意図」するのか

Akashic Records Cards-Intention

これは「顕在意識」の領域と言えます。意識して、意図的に「○○する」と決断する、ということがいわば「スイッチ」になる。

どれだけ資質や才能を持っていても、つまりエネルギーとしてはあっても、それを顕在意識で否定し、使うというスイッチ-ONにしていなかったり。あるいは、使っていても、正しい使い方ではないから「活かしきれていなかったり」。

どう活かすのか、なにをやるのか / やらないのかは「顕在意識」がON / OFFのスイッチを握るー決めるのは「自分自身」の意志によるもので、最も尊重されるところです。
 
 
 

マイナスの要素をはじめから持っていると、その「負」に惑わされて、なかなか真の「Intention」にたどり着けない、ということも出てきます。
いつまでもやんちゃに爆走し続けたり、ネガティブ沼にハマりこんで抜け出せない…といったように。 
 
 
ですが
反面、その「負」が続くことで、私たちはハタと、自然と気づけるようになるーネガティブなコトに自然と意識が向くからです。気づくこと、具体的に観ること、決めること…等が次々に必要となってくるのは、またそのための出来事が次々と起こるのは、あなたの顕在意識にスイッチを押させたいためー

それが魂の意図-Intentionだからです。

だんだんと「統合感」が進むにつれ、自分自身の、顕在意識の意図のようで、実は「魂の意図」ということが多くなってきます。それらは、最初は別々の、離れたもののようにも思えますが、いずれは「1個」になります。つまり、自分が顕在意識で「コレ」と感じたら、思ったら、イコールで魂たちも「うんうん、コレコレ」になるー当方でお伝えしている【全部の自分】が足並みをそろえると、こういったことが普通になります。 

一見、そんな反論も起こりそうですが、そもそも「私たち」ー全部の自分で「自分」です。
ワンネスという一(いち)の世界から、分離を体験するために枝分かれした個々の魂たち。だから、離れているように「見えて」「忘れている」だけなので、私たちという、見えない存在たちと、全部合わせて自分です。

 
そのキッカケが、宇宙のドS精神が発揮され、なかなかつらいマイナスな環境設定になっていた、という話・・・
見えない世界の流れがわかると、そうだったのかと、いささか心が軽くなってきますよね。



あなたは、どんなことに欠乏を持ち、そしてそれに「欠乏感」ー足りない、という感覚を持っているでしょうか? ついつい眼で追ってしまう「ネガティブ要素」はどんなことでしょうか?
 
それらから、なにを見出しましょうか?
出したものが返ってくる、のだとしたら、今の状況は一体なにが「返って」来ているのか。これは顕在意識のこともあれば、潜在意識下の話の場合もあります。
自分と向き合い、魂のIntentionを感じてみて下さい。
それが「全部の自分」で見ている真の方向性です。
 



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